偽の望み、本当の望み

「自分の本当の望みは何ですか?」

その問いを確認したくて、ビジョンボード※を作っているところ。作ったボードは、わたしだけで独りにはせず、今回は他の方々とも見せ合う予定。この週末に実施される瞑想合宿で、自分自身の身体や心の感覚を瞑想で味わった後に、みんなのそれぞれのビジョンボードをお互いに見せ合うの!なんだか、その時間も面白そうで、うきうきとボードを作ってる。

※ビジョンボードとは、自分のビジョン(夢、ライフワーク、自分にとってのしあわせ)を画像や文字などで、A4やA3の用紙1枚で表現したもの。ビジョンを視覚化することで、自分自身のビジョンが見えないものから、見えるものになる。また、ボードを作成する作業時間を通して、たのしく自分のビジョンと向き合うことができる。

あなたの、本当の、望みは何ですか?

……本当の??

本当の望みがあるなら、偽の望みもある。

誰かの期待に応えるためで、自分はあんまり興味ないものが自分の望みに認定されてたり。
世間的な普通(例えば、30歳代の女性は結婚せねばとか。結婚したら子供を産んで家を持たねばとか。)に寄り添いたくて、世間の「普通」を自分の望みにしてしまっていたり。

それ、本当に、わたしはやりたいのかな?
わたしにとって、その望みは、わたし自身の内側から出てきてるものかな?

周りの環境に流されるようにして、「自分の望みはこれだ」と思っているだけで、特にそのことについて自分自身で深く考えたり、直感でしゅんっと内側から外へはじけ出て来たりして、「自分の望みだ」と理解してるわけではないかもしれない。

そういった、「~ねばならない」望みや「普通は~でしょう」な望みは、いったん、保留。

まずは「わたしは、どうしたい?」を思い出す。そして「どうして、その望みが出てきたか?」を考えていく。

そうして、手繰り寄せるようにして、本当の望みをみつけだしていく。

***

ちょっと前まで、わたしの望みの中に「家を買いたい」というのがあったのだけれど、それはどうやら偽の望みだったと気づいた。

ビジョンボードを作りながら「こんな感じの部屋に住みたいな。そして、こんな暮らしをしていこう」と考えていた時。

わたし、家を買わなくていいわ。だって、引越しを気軽にしたいし、誰かと家を作りたい気持ちはあるけれど、家を所有したいわけじゃないな、と気がついた。

「転勤のある職業では無くなったし、50歳代になるからには、自分の家を持たねば。買わねば」といった思いがあったから、自分の望みとして「家を買いたい」が入っていただけだったみたい。

で、あこがれている暮らしの中に、友人や仲間たちと一緒に何かを作る時間というものがあって、それを「家を作りたい」が望みだと思い込んでいたみたい。そうやって、掘り進んでいったら「家を買いたい」というわたしの望みは、「友人たちと集まって、何かを作る時間をもてる空間を、自分でいくつも知っておきたい」だった。

そして、わたしの望みで出て来た「何かを作る」とは、友人たちそれぞれの生き方を作るとか、身体を作るようすを見せてもらうし、わたしのも見てもらうことだったみたい。友人たちがそれぞれの望みに向かっていく姿を一緒に見たいし、わたしも成長していくんだ!みたいな感じ。

はじめに自分が思っていた「家を買いたい」望みと、本当の望みが違いすぎてて、思わず笑った。

「これから、それぞれ進むぞ!」の決起集会みたいな?

そういった偽の望みのおはなしは、個人セッションの中でお客さまとおはなししていても出て来る。

例えば「結婚したい」とき。おはなしをよくよく聞いてみたら、結婚式をしたい気持ちが大きくて、結婚した後の生活やパートナーの人物像にまで意識が向いていないことも多い。そんなときの、本当の望みは「結婚式がしたい」で、「結婚したい」わけではない。

さらに、どうして「結婚式がしたい」のかを聞いてみたら、実家から出て一人暮らしをするためだそう。結婚式をすれば、親が安心するから、親から離れて自立しやすくなるとのこと……さらに、どんどん、もりもり、その方の望みを掘るうちに最後に残った望みは「自由になりたい」だった。

(ま、その後も、あなたにとっての自由って何ですか?などなど、質問を続けて最終的な望みっぽいものと対面できた。途中、お客さまに「尋問みたいですね」と笑われながら、時には嫌がられながら、質問は続けられたのだけれど、この先の具体的内容はお客さまとの約束があるので内緒の秘密)

もうひとつの例えばの望み。
「もっと自分がのびのび過ごせる土地へ引っ越したい」といった望み。

その望みが出たわけを、よくよく聞いてみたら、のびのびと過ごせる土地へ行けば、ご自身の気持ちが穏やかになって、もっとパートナーと仲良く過ごす時間が持てると考えていたごようす。

その場合の本当の望みは「パートナーと仲良く過ごす時間を増やす」ことだ。だから、もっとパートナーのことを知りたい、お互いに話す時間を持ちたい、といったことが望みに向かっていく行動になる。

そうおもったら、望みは不思議。

「あなたの、本当の望みはなにですか?」と聞かれただけで、するっと素直に出てこない。じっくり、ゆっくり、自分自身とおはなししながら表にあがってくるような感覚がある。

だから、本当の望みを知っておきたい自分自身のためにできることは、自分の様子を観察したり、自分とおはなししたりすることだ。だから、そんな時間をもっと持ってみようか?

せめて、寝る前や起きる前の5分。
せめて、トイレにこもった時。
せめて、通勤途中の電車や車の中。

わたしの、本当の望みってなんだろな???と考えてみたり、
自分自身が何を望んでいるのか(欲しているのか)。
何のために、どうなりたくて、それを望んでいるのか。

考えてみると「本当の望み」がみつかる可能性高くなると思う。もしかしたら、ぽこんと浮かびあがるかもしれないし、これだったのねと腑に落ちるかもしれない。

どう?

あなたの、本当の望みは何ですか?

それでは、またね
お告げ師でカウンセラー 田村洋子でした

年末の心の大掃除!残すは田村の回のみに!

*自分のほんとうの望みを、するっとのぞき見るような時間。
2021年12月22日水曜の夜 芽吹くわたしをみつめる【心理学講座】のお申込みやご案内はこちらをご覧ください

(2021/12/23追記)そして次回、ココロノオフィスさんでの田村担当心理学講座(?)、
2022/3/11金曜の夜『あなたの本当の望みは何ですか?』詳細公開は後日。
「気が早いけど、もう申込んじゃう」てな方はこちらから、お申込みフォームが開きます

関連するかもしれないブログ

2021/12/22水曜@東京/オンライン「予祝。芽吹くわたしをみつめる〜」の【心理学講座】開催

***

自然体のじぶんをどう生きる? 「今」の流れをつかむには??
そのヒントにできそうな内容を月2~3回、レター配信しています

※個人セッションやプログラムの先行案内もレターから
ニュースレターを購読する


>>田村洋子の【セッションを予約】する


田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

follow Me
じぶんを生きる
笑顔ではなうた
タイトルとURLをコピーしました