ミニ講座「自由」開催、終了。講座の準備は、みなさまのご意見やら質問やら、応援によって成り立ってます……なのだけど。今回のテーマ(自由)はいつもより熱量多め。
わたしは、ずっと自由になりたかった。だから、思い入れ深すぎて、いつも以上に暴走気味の講座になったかなと反省。そして、また。経験積んで、違う角度から「自由」をお伝えできたらなと思っています。
「自由」シリーズの記事たち
●自分を受け入れて「自由」になる
●「自由になりたい」ときは、自分自身に聞いてみる
●「自由」は自分で決めるもの
●他からの視線も借りて「自由」になる(本記事)
「自由」は自分を原因とすること
いつも、わたしは言葉や単語が気になる派なので、用語をすぐに分解してみる。今回もやってみた。
自由=自ら(みずから、おのずから)+由る(よる)
↓
「自分を原因とする。自然とそうなる」とでもいった意味合い。
「自分を原因とする」のなら、自分がそうすると選べばもう、あなたは「自由」だ!
「自由」にも種類や段階がある
わたし自身は、かなり自由であると、自分で思っている。周りからも、そう見てもらうことが多かった。
でも、なんか違う。どこか、自由じゃないんだよ。
それなのに、周りは「自由でいいね」と言ってくれる。だから、もっとわかりやすい「自由」を探して、もっと自由になろうとしていた。
なのに、ある時。ふっと力が入らなくなって、目の前が真っ暗になったように感じて。
自分が「自由ではなかった」と思った。
その頃のわたしの「自由」は、周りの人たちから見て自由に見えるための「自由」で。わたしの魂が求めていた「自由」ではなかった。
魂が求めている「自由」とは
人それぞれの魂が求めている「自由」は、その人の感じるまま。思うままのところから、はじめる自由だ。
まず初めに。その状況で考えることのできるすべての選択肢を、自分の目の前に並べる。
そう。すべての選択肢。
そこには世間の常識も、道徳も、なにもかも無視。
ただ自分の感じる選択肢を目の前に並べる。自分ルールも、まずは無視。
周りの人から差し出される選択肢も、目の前にあわせて並べる。
そのすべての選択肢を並べた状態で、考えてみる。
今回の自分は、どれを選ぼうかな、と。
自分の思いついた選択にしようかな。
それとも、あの人のことも大事にしたいから、ここはちょっとひいてみようか。
あっちがいいかな、こっちにしようか。
あの選択のなかで、この部分は受け入れられそうだから、採用するとして。他の選択肢も作っちゃう?
そんな感じに、うろうろと選択肢を組み替えて。ようやく「これだ!」と選ぶ。
「選択肢を増やして、自分でどれでも選んでいいよと、できる状態」が「自由」だ。
たくさんの選択肢を目の前に並べれば並べた分だけ、自分も自由になる可能性が高くなる。
選択肢を増やした結果、行動に移した事象を説明するとき。わたしの場合にわかりやすいのは「婚姻届を提出したこと」だ。
わたしは自分の心に婚姻制度が馴染まなくて嫌だったから、婚姻届は出さないつもりだった。でも、今、婚姻届を提出して二度目の結婚が続いている。
婚姻届を出すまでには、たくさんのことを考えた。届けを出したいパートナーと出したくないわたし。それだけの考えでは、選択肢を増やすのに限界があった。
だから、婚姻制度について、いろいろな角度から考えた。
自分で法律の成り立ちを調べたり、世界の婚姻制度をまとめたサイトを探したり。
法律家さんが主宰する婚姻制度についての勉強会や、事実婚を選択した方のおはなし会にも参加した。
心理学を勉強する仲間たちの集まりで、夫婦のルールや結婚について聞いて回った。
そうやって、結婚についての選択肢を増やしていくうちに、婚姻制度を「マイルドな嫌い」くらいにして受け入れる方法※がみつかったから、婚姻届を提出した。
※毎年更新制の結婚をしています
たぶん、常識的と言われる範囲の選択肢だけだったなら、今も、婚姻届を出してないかもしれない。
他からの視線も借りて
自分だけで選択肢を増やすのは難しいかもしれないから、段階を追って増やしていく。
まずは
自分自身の持っている思いや考え、感じ方を、自分自身で知る。
譲れることと、譲れないこと、自分の中にある優先順位を自分で知る。
すると、自分なりの選択肢がいくつもあがってくる。
そのうえで、
多くの人の話や本に書かれてあるものを、フラットに、判断せずに聞く/読む。そうやって、ほかの視点からみた選択肢を受け入れてみる。
自分の出してきた選択肢と、ほかの視点から見た選択肢と。
その両方を、ずらっと並べて。
必要に応じてパーツ分けしたり、そこにある要素を抜き出したりしながら、より自分自身が「自由」でいられる選択を探る。
意識を自分に戻して
自由でいたいのに、自由ではいられないような気がするときもある。
それは、世界への愛が深いからじゃないかと思っている。世界へ向かう視線に意識が向かっていて、自分の内へ意識が向きづらくなっている時かもしれない。
それとも、自分を愛しているからこそ、身体や思考に意識が向かっていて、自分の内への意識が向きづらくなっている時かもしれない。
そのあたりも、またじっくりと。自分の内へと語りかけながら、いずれ選択肢を増やしていくように。自分自身が心地よく過ごしていけるように。
やっていけたら、いいだろうなと、わたしは考えている。
……さておき。今回のミニ講座「自由」はこれにて、おしまい。
自由については、これからも言葉を変え視線を変え。ずっと書き続けるように思う。
皆みなさま、どうも、ありがとうございました。
それでは、またね。
お告げ師でカウンセラー田村洋子でした。
「自由」シリーズの記事たち
●自分を受け入れて「自由」になる
●「自由になりたい」ときは、自分自身に聞いてみる
●「自由」は自分で決めるもの
●他からの視線も借りて「自由」になる(この記事)
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