「自由になりたいんです」とお聞きしたら、そこから、聞き取りがはじまる。
人によって「自由」という語にこめている思いが違うから。
あなたが「自由になりたい」という時に。その自由は、どんな意味ですか?どんな感覚のことですか?
どうなっていれば、あなたは「自由だ」と思えるでしょうか。
「自由」に込められている内容を聞けば聞くほど、心の奥にしまってあった葛藤を掘り当てる可能性が高くなるように思ってる。
こんにちは、田村洋子です。
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たとえば、わたしの場合の「自由」とは、「好きなように」だ。
その時の、わたしが好きなように思考や思い付きを、意識の表に引き上げてみる。
思いついたことは、どういった内容であってもそのままに。まずは、いったん、受け入れてみる。
それは、まるで子供とおはなしをしているみたい。わたしの内側に居る小学生くらいのわたしが「好きなように」勝手気ままに、今のわたしに話をしてくる。
その話を聞きながら、今のわたしはふんふんと相づち。
ふうん。そうか。そうなのね。
わたしは、そんな風に思っていたのね/感じていたのね/考えているのね。
今のわたしが、子どものようなわたしの話を聞いて。そういうことを思っていたのかと知るところがはじまり。
そこから、周りの様子を考えてみたり、今のわたしの思うことと突き合わせてみたり。
子どものようなわたしと、今のわたしとで意見交換をする。
この、意見交換をする場があると、自分自身で思えている状態がわたしにとって「自由である」ことだ。
子供のようなわたし、今のわたし。
そのどちらもが、それぞれに言葉や思いを尽くして、ぱぱぱぱっといくつもの選択肢を思い浮かべる。そして、その中から次の行動を選択する。
いちばんにとりたい選択/bestを選べると嬉しいけれど、二番目以降の選択/betterでもいい。
自分が思いついた選択肢のほか、その状況で思い浮かべることのできる全ての選択肢のなかから、自分自身が「好きなように」選択できること。
それが、わたしにとっての「自由」だ。
自由を選んでも、思ったようには進めないこともあるけどそれも、また。そのときの「おたのしみ」。
やり方を変えてみたり、違う場所から始め直したり。そのときに思い浮かべた選択を、また選び直してまたはじめる。
気に入ったものみつけて立ち止まり、進んでみたいように進んでみる。
そんな感じが、自由ではないかと思ってる。
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「自由になりたいんです」と言われるときは、
「今、思いついている選択肢以外を選びたいんです(でも、選択肢を思いつかないからなんとかしたい)」か「世間的に見て正解な選択肢以外を選びたいんです(でも、その選択肢を選ぶことに大きな罪悪感があるんです)」といった思いが隠れていることがほとんど。
だから、ね?
「自由になりたいな」と思ったときは、自分自身に聞いてみる。
どうして、自由になりたいの?
自由になったら、どうしたい?
自由になった時。
あなたは、どんな感じがすると思う?
何を思う気がする?
そして、どうしたい?
そうやって、聞いてみた内容をノートなどに書き出して、自分自身で見直してみたら見えてくるものが在るかもしれない。選択肢が増えるかもしれないし、行動の選び方が変わるかもしれない。
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それでは、またね。
お告げ師でカウンセラー 田村洋子でした。
「もっと自由になりたい」というはなしを聞かせていただき、あなたに出した宿題のお話をブログに書いてもいいですかと確認を取ってみた。
快く、いいですよと言って下さったお客さまに、ありがとう。
「自由」シリーズの記事たち
●自分を受け入れて「自由」になる
●「自由になりたい」ときは、自分自身に聞いてみる(本記事)
●「自由」は自分で決めるもの
●他からの視線も借りて「自由」になる
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