思いのほか冷えた朝に目覚め、もう秋の土用のなかにいたと気づいた。冬に向けて身体と心を整えようかと、心がけてみる時期に入っている。
土用とは
土用というとき、うなぎをたべるとよいといわれる土用の丑(どようのうし)の日、夏の土用が有名だ。けれど、土用は春夏秋冬そのすべてにある。
土用は、次の季節の準備期間。身体をいたわり、心のようすを感じながら、次来る季節も元気でいられますようにと願う時期。今なら「冬を元気に過ごせますように」と願い、身体と心の様子をみなおしておくといい。
秋の土用の過ごし方
今、秋の土用の真っただ中(今年2020年の秋の土用は、10月20日から11月6日のあいだ)。暦で冬を迎える日(立冬)の前、18日間が秋の土用となっている。
ぶるりと冷たさが、身体に入ってくるのを感じるのも、このころから。
体温を保つ工夫をする
だからこの時期。身体に冷えが入り込まないよう、体温を保つ工夫を凝らす。こまめに服を脱ぎ着して、身体を冬の寒さにむかって慣らす。冬場に服を着こむ練習をしているような頃合い。
「首」:首すじ、手首、足首をひやさないように、心を配り始める。長そでを着たり、靴下をはいてみたり、あたたかに過ごす工夫をする。
さびしさを手当てする
また、この肌寒い時期には、心がさびしさを感じやすい。肌寒さで さびしさを感じやすくなるのは、産まれるとき感じた心細さを思い出されるから。あったかで安心だった親のおなかから外に出たときの、さびしさ・心細さの感覚を肌寒いという身体の感覚とともに記憶しているから。
さびしさ・心細さを感じるときは、身体に温かさを届けよう。そうすることで、今の自分の身体に気分が戻って来られる。
白湯を飲んで身体あっためて。
湯船や温泉に浸かって身体ゆるめて。
誰かと寄り添って/寄り添う誰かを思い出して。
誰かと笑いあって体温上げて。
誰かと顔をみあわせて話をして。
身体を温かく。心もあたたかく。
この時期は、いつもより。身体のようすも心も揺れ動きやすい時期なんだと覚えておけば、落ち着いてじぶんを眺められる。だから秋の土用の過ごし方のご提案。
いつもより、揺れ動き幅が大きくなりやすい土用の季節は、自分のようすをよくみる、よく感じる。そして、手当て。
秋の土用は『身体をあたたかく、心もあたたかくして過ごす』を心がける。
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