呼吸を通して、自分の芯を感じる雪の日に

今年の東京で初めての雪が降ってきた午後。気温がぐんぐんと下がって来た。

窓には、はめ込み障子。外の光がぼわっと反射し、あたたかく白く光る。
見た目のあたたかさに反して、部屋の気温はさらに下がる。エアコンがぶうぶうと大きな音を立てて部屋を暖めようとするのに、足元から上がってくる寒さは消えそうもない。

机の前を離れ、大きな窓の前から外を見たら、雪がベランダの中にも積もり始めていた。しゃりしゃりで寒さに鋭くとがった雪が溜まってきた。

どおりで身震いするほど寒いはずだ。

せっかくの寒さだから、休憩がてら、コートを着てベランダに出てみた。そして、白くなる息をいくつも吐いてみる。

そして、寒くて冷たい空気でゆっくりと深呼吸。

寒ければ寒いほど、その寒さでわかる呼吸の通り道。

自分の呼吸がどこを通っているか。を知っておくと、自分の心が不安定になったかもしれないと思う時に、自分の身体を思い出しやすくなる。

体と心はつながっている。

だから、心が不安定に感じられたら、身体が安定していることを思い出す。
すると心の不安定さも和らいでくる。

何度か深呼吸して、確かに。わたしの身体はここにいたなと改めて納得。

寒さに押し戻されるようにして、あたたかな部屋へと戻る。(その後の、熱いお茶の美味しかったこと)

自分の呼吸がわかると、自分自身の芯がわかる。
芯がわかると、身体も心も、その両方を感じている自分自身を生きやすくなる。

そして、じぶんを生きる。自然(じねん)に生きる。

翌日は晴天。日差しの中で溶けていく雪。初春の静けさ。

***

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