夜、眠っている間に、頭の中でモノコトが整理されていく。
その日に感じたことや考えたことを、頭の引き出しにしまっていくような。
ここまで消化されてこなかった感情を、心の奥にしまってあったいろんなパーツを使って、もう一度消化してみようかと挑戦してみるような。
そんな時間。
だから、夜の夢が目覚めてからも気になるときは、その夢を見ていた時に夢の中で【感じていたもの、感情】に着目するといいらしい。あるいは、特に印象深かった色や形に着目してみる。
●眠りの役割と夢の役割。夢を記録する。←こちらも参考に、どうぞ。
わたしが夢のおはなしを分析するときには、登場人物やその時の状況を考慮しないことは多い。それは、夢が、たまたま、その人物や状況のパーツを使っただけかもしれないから。
(それでも、人物や状況をお聞きすることもある。おはなしを聞くうちに確認した方がいいかなと思う時もあるから、ね。臨機応変に)
自分で、これ!と意識してみることがなかなかないから、夜に見る夢はとても面白い。どことなくつじつまが合っているようでいて、どこか違う世界線での暮らしを垣間見たような気分になるから、面白く思うのではないだろうか。
あなたは、夜に見た夢を覚えている?
その夢の中で、何を感じていた?
特に印象に残っている、夢の中の出来事やパーツは何?
そして、その夢から覚めて。何を感じた? 何を思った?
そういった内容が、今のあなたのヒントになるかもしれない。現状から次へ向かう力になるかもしれない。
*
そして、わたしは今朝も、夢を見ていた。
とても、長い夢。
広い80人用の会議室に、十数人が集められて新人研修をしていた。わたしはオブザーバーとして参加して、文献調査法や現地調査計画のレクチャーをしている回。
(ああ、これは会社員の頃の研修の夢ねと、もう一人の私が思う)
今年の新人さんも地図は読めないのね。地球化学屋さんもいないのか、と夢のなかのわたしは思いつつ、自分の出番を一番後ろの席で待っている。
文献の借り方、資料の調べ方、地域内に入ってからの交渉方法、ボーリング機材の設営法、用地交渉。地図での地形の読み方や現地地形の観察法とレクチャーは進む。で、そこでなぜか池の掘り方の説明をする相方さんが登場した。
(懐かしい顔!もう5年は声も聞いてない。でも、その相方は現地担当なので座学の新人研修は担当したことがないはず。おかしいな)
「いったん、ここで区切って。用語の確認します!」と自分の相方が新人さん達に話を振っていく、と思っていたら、突然、相方さんに指名された。
「よーちょ。繁殖時の行動半径と、設営木調査の計画法を、申請書類の書き方と一緒に説明して!!」
(新人さんに回答してもらうんじゃないの?)と相方に目を向けたら、ごめんと拝まれた。
しゃーない。説明するか。
で、わたしのはじめた説明が何故か、オオサンショウウオなどの捕獲申請の方法。
(違うよ。猛禽調査の申請方法っていわれたじゃん)と焦ってたら、新人さんから質問が来た。
「センサスって何ですか?どうして我々が調査に入るんでしょう」
(今の説明にセンサスは関係ないよね)と思うも、交通調査担当者はもう説明を終えて部屋を出てしまっている。仕方ないので説明開始。通行車両の振動についての解説をしていたら、すっと目が覚めていく感覚。
説明をし続けているはずなのに身体が浮き上がる。周りの新人さんたちの顔が驚きに変わる。わたしは薄れていく身体のまま、みなに手を振りながら別れを惜しむ。
そして「絶対に、これだけは覚えておこう!」とみっつの単語を握りしめて、夜の夢から目覚めていくのだけれど。ひとつ、またひとつと単語が手の中から消えていく。
そして、目覚めた!
すぐ、手元のノートにメモ。ひとつだけ残った単語は「セイクリッド」音だけ。
朝の瞑想を終えて、その音の意味を調べたら「sacred」があった。
*
夢の中でわたしは「懐かしく思っていた」「既に知っていることを、当たり前のようにやっていた」「がっかりした」「焦っていた」「わかれた」「セイクリッド」。
これが、今回、わたしが見た夢で得たヒントたち。
何のはじまりかなと、どきどき。わくわく。今日が始まる。
***
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