ルーツに触れると「自分」が拡がる

今、ここにいて。いろんなことに迷ったり困ったり、たのしんだり喜んだりしてる「自分」って、何なんだろうね。自分で「自分」のことを知ってる?

自我は手放した方がいい、とか。自分にこだわらないように、とか。自己啓発書でいわれるときの「自我、自分」は、やめたほうが楽になるよといった雰囲気をただよわせてる。けど。それは、自身が「自分」てものを知ってから、その先のおはなしなんだろうなと思って読んでいる。
(だって、そもそも「自我、自分」があるって自覚ができていないと、何を手放していいのか/何にこだわらないのかがわからないから)

……なんて、日常に関係なさそうな、考える人みたいなことを思っていたのは、この最近ずっと。実家に戻ってルーツに関わる動きをしてきたからかもしれない。

ルーツを知って改めて「自分」を探ると、また違う視点から自分がみつかる。今の自分に厚みや深みが出る。自分が拡がる。

そのおはなしに、しばし。おつきあいください。

久々の大阪出張!その前に、くるっと足をのばして実家に戻って来た。

実家はちょうど、春の法要や祀りごとの季節。お寺さんでの手続きや祀りの手配、法要だけでなく、上巳の節句(じょうしのせっく。旧暦3月3日)も重なっているので、今回の帰省はタイミングよろし。お墓参りにもよき日取り。

ということで、この4月は久方ぶりに、自分の親からどんどんと遡り先祖のことを思う時間となった。

実家を離れて、街で暮らしていると。自分を起点として世界が動いているような感覚になる。自分が、親やそのまた親から、順々に命をリレーしてきて先頭に立っていることを忘れている。

なのに、お寺に行ったりお墓参りをしたりすると血縁ってものをすごく意識する。

血縁と言ったって、会ったことも見たこともない方々も多い。名前を覚えてる人たちなんて、曾祖父母(ひいじい、ひいばあ)くらいまでなのに、そういった方々からの命をリレーしてきて今、ここで自分が生きてることを不思議に思う。その昔、自死しようとしたけど生き残れてよかったなと思う。

不思議に思ったついでに、家系図を書き出してみた。ただし、氏名を確実に書き出しながら書くのではなく、覚えてない部分はらく書きのように、まるや三角にして落書きのように。

そんな家系図でも目で見ると、インパクト大!
想像以上に「わたし」までつながってきた血縁の網目が大きく広がっている。(あなたも、できれば家系図の落書き、やってみて。親が2人、その親は4人……みたいに数字で見るより、よほどインパクトあるから)

それだけの、命をリレーし、今につないできて、自分が生きているんだなと身震いがした。

今のわたしは、誰の影響を受けていて、今、ここで生きているんだろう。

家系図(のような落書き)を見ていると、今の自分は祖父母や叔父からの影響を多く受けたと感じているみたい。

心理分析の世界では「両親、父や母」と自分との関係にまずは着目することが多い。なので、自分の心の癖を知ろうとするときに、父や母(育ての親のような存在も含む)から受けた影響をヒントにみていくことが多かった。

でも、今このときには祖父母や叔父の影響をわたしは強く感じてるんだな。と知ると、また違う視点で両親とのかかわりを思いなおせる。

何を引き継いでいて、それを誰に(どんな人に)受け渡していくんだろう。

子どもを持っていないわたしだから、血縁として受け渡す先はないけれど。甥や姪、かかわりのある友人たちのお子さん達はいる。その他にもわたしと関わっているいろんな人たちがいてくれて、この世界の登場人物さんたちがある。
そのなかで、どんな人に影響を与え、影響を与えられて。生きていくんだろう。

そんな風に考えていくなら、やっぱりまずは「自分」なのです。
自我を捨てよといわれても、自分にこだわるなといわれても。やっぱり「自分」。

だから、「自分」をよく知ること。それをまず、だいじにしたい。

***
命のリレーを実感するために家系図を書いてみませんか?

あなたは「自分」を知っていますか?
 あなたは、どんな人ですか?
 大切にしてるものは?
***

そんな「自分」が、命のリレーをつないで今、ここで生きている。そう思うと、自分自身への愛情だけじゃなく、周りを取り巻く人や環境、この世界がありがたいものだと感じられる。

ちょっとした景色や、ふとみている緑が、さらに美しく感じられる。関わる人たち、出会う人たちに、にっこりと笑顔を向けやすくなる。

世界も、自分自身も、色が鮮やかになる。深みを増す。

……ちょっとお墓参りして、法要をして。自分のルーツにあった景色にふれただけなのに、おもしろいね。

いつもの日常で、旅に出て人と会ってくるのとは、また違う感覚。違う視点で世界が見える。

ルーツを知ったうえで「自分」を探ると、さらに深みが増す。自分が拡がる。
「ありがとう」が増える。

感謝が増えてくると、自分の持っているエネルギーも軽くなるから、ご縁が変わる。世界も変わる、変えられる。そして「自分」が世界に溶けていく。(逆説的に、自我や自分がなくなる)

そんな視点の転換を感じた、今回の帰省だったのでした。

ルーツをたどる。そしてあらためて「自分」を知ろうとしてみる。
そうすると、視点が変わってくるから「自分」が拡がる。

そんなおはなし。

四国にも高野山にもいた「こうやくん」

それでは、またね
田村洋子でした

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田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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