夜に見る「夢」をヒントに、飲み込んだ感情を自覚する

「最近、夢見が悪いんです」と立て続いて、おはなしを聞くから「夢」の話を少し。

「夢」を考え解説するための視点は、複数ある。古くからの夢占の視点、心理学的な視点、脳の機能など生体的な視点……あれこれあるから、どの視点を使って解説するか。悩むところ。
どの解説を聞くかで、受け取る印象が随分と違ってくる(と、わたしは感じている)。

今回は、夢と眠りのおはなしを、脳の機能と心理学的な視点で。

眠っている時に見る夢は、自分が日常のなかで十分に感じきれなかった「感情」を整えるときに、むにゅっとはみ出してきたもの。頭の中に効率よく、記憶として日常を整とんするときに、一時保存したものがあふれた一部。

だから「夢」は、今、起きていた時に気がかりになっていたことが、感情として現れたり。現実のなかに在りそうで、なさそうな景色を見せたりしてくる。

とても、苦しくて。とにかく、ぎゅうっと苦しくて、しんどくて。もういっぱい、いっぱいな気がして。

「もう、やめてください。これ以上は、もうできないです」と叫んで目が覚めた。

……といった「夢」のはなしを、お聞きした。
(書かせてくれて、ありがとうございます)

日常の中で感じていた「苦しさ」「しんどさ」「もう限界」といった気持ちを、なかなか、起きている状態の自分は感じづらくて。とにかく、日常で出来ることを必死に頑張って、苦しいとはまったく思っていなかった。「頑張っている自分てすごいな」と感心していたという。

でも、心の奥に居る自分は、もう。苦しくて、しんどくて。限界が来ていた。

それを教えようと「夢」のなかで、そのしんどさを感じさせた。

「夢」はおもしろくて、思いがけない人の顔をしてものがたりがひろがっていく。夢の中の、その「顔」は、記憶の中から適当にパーツとして配役された「顔」。現実に存在している、その「顔」の人が、そのままに「夢」のなかでのことを思ったり考えたりしているわけでもない。

先日、わたしの見た「夢」のなかでも、元夫や知人の顔を使ってものがたりが拡がっていた。あの「夢」をみたおかげで、その時にわたし自身が押し込めていた感情ともう一度、出会いなおせたし確認もできた。

だから、どういった「夢」であっても。まずは、記録してみる。記録し終え、時間を空けてから改めて、自分の見た「夢」を見つめ直す、感じ直す。

「夢見が悪い」ときには、自分がその「夢」の中で何を話していたか、何を感じていたか。どんなふうに「悪い」感情だったのかを、ノートに手書きでメモ書きしてみる。

「夢」の記録は、できれば早い方がいい。
覚えていたはずの「夢」は、目覚めてノートへ書き付けているうちに、現実の中へ崩れて溶けていく。

記録するときには、溶けていく「夢」とメモ書きで形を残そうとする自分との、真剣勝負みたいになるのは仕方がない。

「夢」から覚めて。よーい、どん!
必死に「夢」を言葉や落書きに残そうと、あがく。

そうして、ノートに書き出したものをながめて、もう一度。あの「夢」について、考えてみる。

あの「夢」は、起きている時間の自分になにを伝えたかったのだろうか。
あの「夢」で感じた感情を、この最近の日常で感じた場面はなかっただろうか。

「夢」をヒントにして、日常を振り返ってみたら。
息をするみたいに自然に、ぐうっと飲み込んだ感情や。周りに気をつかって別の意見をとったものの、心の奥で納得できていない部分のあった自分を思い出せる。

飲み込んでみたり、納得できていなかったり。
自分自身の意思とは違った選択をして行動をとったことを、もう一度、自分に思い出させてくれる。

あのとき。
自分は、無理をしていたのかもしれない。

無理をしていたことに気づけたら、次の場面では、また違う選択をする機会ができる。

そうやって「夢」を使えたならば、夢見が悪いこともラッキーな出来事だったと、にんまりできる。

そして、もし。夢占のように「夢」を解析するならば。それはそれで、一般化がとても難しい。心理学的な解説でなんとかなる部分も多いけれど、場合によっては、不思議の残り香がみつかることも。
だから夢占をまじめ(?)にするなら。ひっそり、こっそり。「夢」の話を聞かせてもらいたい。夢占の中にもエネルギー的なヒントが詰まってると、わたしは感じているから。


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