夢や未来の目標とか、ビジョンが見えない気がするときにチェックしたいこと

「年があけたから今年の目標を決めたり、ビジョンマップを作ってみたりしたいのに、頭が真っ白になったような感じになって、書けないんです。どうやってみるといいんでしょう」

そんなご質問の相次いだ年明け。

目標を決められないとか、ビジョンボードを作れないとか。言ってはいるけれども、よくよく、おはなしを聞かせていただくと、その方の持ってる目標(というか、ビジョンや夢、願い)みたいなものがなかったことはない。

なのでね。目標やビジョンなどを自分が思い浮かべられないから、今年の目標やビジョンが書けないのではないってことで、まずは安心しよう。

今年の目標をことばにしたり、写真などで未来の自分がなりたい姿を集めたビジョンボードをつくったりするのは、なぜか。
それは、今の自分が、自分の未来をどんな風にイメージしてるか。
そのようすを、自分自身が知るため。

今年の目標をことばにしようと、自分の内側に意識を向けることで、これまであいまいに、ほわっと、なんとなく漂っていた自分の未来への思いが、集まってきて形になろうとしてくれる。
ビジョンボードを作ろうと、あれこれ写真を探しながら。その写真画像と自分のなりたい姿とを見比べるときに。「ここがちょっと違うかな」と自分の思ってきたことをイメージ像として理解しやすくなっていく。

だから、今年の目標を決めたりビジョンボードを創るのって、自分の目標やらビジョンやらを、くっきりさせるための手段でしかない。目標を書き出したりビジョンボードを作るってのが、目的ではないのです。(なので、目標やビジョンボードを書けなくても。そのことは、あんまり気にしなくていい)

それよりも、自分の内で動いている「何か」の感じをさぐったり、予感を追いかけながら、目標書き出しやビジョンボード作成をやってみる。そうしていると、自分への理解が進む。

もっと感覚的なことばで伝えるならば。目標などを書き出すのは、ことばや画像で表現しようとするときに、自分がほんとに願ってるであろう「何か」から湧いて出る気配がある。その気配を、身体で感じて、感覚として思い出し、日常で目標やビジョンをキャッチしやすくするため。

なのでね。今年の目標をことばにしようとすると頭がまっ白になったとしても。ビジョンボードを作ろうとして、何も思いつかない(ような気が)しても。とりあえずは、不安に思ったり焦ったりしなくて大丈夫。

で、表題。夢や未来の目標、ビジョンが見えない気がするときにチェックしたいこと。
それは2つ。

まず1つ。ちゃんとした目標を作ろうとしすぎてない?ってこと。
完璧な、最高の目標をかかげなきゃいけないと思いすぎてて、日常のささいな願いみたいのをなかったことにしてることもある。

例えば。身体がしんどいときや、日常の忙しさに埋もれているときに。遠い未来の目標立てたり、想像したりはしづらいと思う。そんなときは無理して、たいそうな未来をひねりださない。

自分の持ってるエネルギーを日常の回復につかってる状態では、創造につかえるエネルギーはごくわずか。まずは今のときに、ゆとり、余白の時間、ゆるんで過ごせるじかんを作ってみる。
そうしたら、創造のエネルギーも戻ってくる。ふっと。「こうなったらいいな。こうなりたいな、こうしたいな」って未来の姿を思い浮かべられる。

それに、しんどかったり忙しさに埋もれてるときであっても、ふとした隙間の時間に思い浮かぶこともあるでしょう。「もっと休みたい。のんびりしたい」みたいな、休日の過ごし方みたいなやつ。
これだって、立派な目標でビジョン。

こういった日常の、ささいに思えるものをひろって、かなえていく。そうしていると、日常のなかにゆとりや余白を作れたときに、ぽこんと何気ない感じで。目標やビジョンが見えてくる。

なのでね。たいそうな目標などだけがビジョンではないというのを、覚えとく。
〇〇になるぞ、とか。未来の自分が成功してたり、しあわせに過ごしてたりするようすを描き出さねば。それも、ものすごく大成功してるみたいな、立派すぎるビジョンや目標を描かなくていい。ちゃんと描こうとしなくていい。

それよりも、自分が日常の中でふと感じてる「これしたい、こうやってみたい」の思いつきのようなものを、自覚していく。実際にやってみる。
その積み重ねをするうちに、ちょっとずつ遠くの目標やビジョンは見えてくる。描けるようになっていく。

もう1つは、目標やビジョンを今はまだ決めたくないってこともある。

新年を迎えたから。新年度が始まるから。職場が変わったから。引っ越したから。などなど。
暦が変わったり、自分の過ごす環境が変わるときに、人はこの先の未来を想像することが多い。
だからといって、必ず、そのときに目標やビジョンを決めなきゃいけないってものでもない。

年が明けたからと、今年の目標を決める雰囲気になっていても、自分はその雰囲気に添えないことだってある。

だから、そんなときは。目標やビジョンなど描かぬままに暮らしてみる。今の自分がしっくりできたり、ちょっと先にいる自分がうれしくなったりできることをやってみる。

ビジョンやら目標やら決めて、書いてみるよりも。自分が日常のなかで、その都度、「こんな風に過ごしたい、こんな風になりたい」と思ったものを試してみる。そんな感じで、たどり着ける。

で、何か。きっかけをみつけて「こんな感じにやっていこう」みたいな、目標やビジョンを自分で持つときがくる。そのタイミングを待つ。

迷っていて、決めきれなくて。目標やビジョンを描けないこともある。そんなときも、「目標が見えない」ってことにして一時保留を望むことがある。その保留ですら、時が来れば進むのでタイミングを計る。

なのでね。夢や未来の目標、ビジョンが見えない気がするときにチェックしたいのは、大きすぎる何かでないと目標にしちゃいけないと思っていないかどうか。と、タイミングが自分にとって好ましいかどうか。

頭が真っ白になったように感じるのは、そのやり方が今の自分には合わないよっていうサインだというだけで。夢や未来の目標、ビジョンを自分が持っていないからそうなるわけじゃない。

自分の内側にある感覚、未来について感じ取ってる気配や予感を探ろうとする意欲をもってみつめれば、みえてくる。だから、落ち着いて自分自身の内側を探る。

自分の内側にある感覚の中ではもうすでに「こうしたい」ってものは知ってる。だから、その感覚を追い続けられるなら、ちゃんとした目標やビジョンを決めなくったって、かなうものは、かなう。

けれど、その感覚でしかなかったものを、自分で知っていく、自覚することで、かなうようすを実感しやすい。指さし確認でもするように、かなうようすを実感していくと、もっとその先をみつけやすくなる。だから、目標やビジョンを描こうとするといいといわれるだけ。

大きな何かをやろうとせず、小さなささいな、日常の「やってみたい」を自分にかなえてく。
それで、十分、成長は続く。

そして、今決めると決めすぎず、自分で知りたくなる時が来ると信じて、ふとした「やってみたい」気持ちと「未来の自分にとってしっくりくる」過ごし方を続けてみる。

そうしたら、いつの間にか。自分にとっての夢や未来の目標や、ビジョンが。じんわりとかなってると気づく。
劇的に、圧倒的に、かなえようとしない。

それでは、またね
田村洋子でした

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田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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