
「結婚したい」
「転職したい」
「もっと自由になりたい」
ふと、そう思ったことはありませんか?
でも、それは本当に、わたしの望み?
もしかしたら、「本当の望み」とは少し違うところにあるのかもしれません。
たとえば、「結婚したい」と思っていた人が、よくよく考えてみたら「本当にしたかったのは結婚式だった」と気づくことがある。
「引っ越したい」と思っていた人が、「本当はパートナーともっと仲良く過ごす時間を増やしたいのが望みだった」とわかることもある。
「結婚したい」の奥に、「みんなに祝福される時間を持ちたい」や「自分が大切にされていると実感したい」という気持ちが隠れていることもある。
「引っ越したい」の奥には、「暮らしの環境を変えたい」のではなく、「もっと安心できる関係を築きたい」という想いがあることも。
こうやって言葉にしてみると、わたしたちが「これが望みだ」と思っているものは、表面の形でしかないのかも……
だから、考えてみたい。
どうすれば「本当の望み」にたどり着けるのでしょう?
ことばの奥にある気持ちを探る
わたし達が望みをことばにするとき、気づかないうちに「周りの影響」を受けていることがあります。
「30代になったら結婚するのが普通」
「マイホームを持つのが安定」
こうした “当たり前” の価値観に引っ張られて、「本当は望んでいないのに『〇〇したい』と思い込んでいた」なんてことも、よくあるはなし。
「家を買いたい」と思っていたけれど、本当は「安心して暮らせる場所」が欲しかった。
「転職したい」と思っていたけれど、本当は「今の環境で自由に働ける方法」を探していた。
こうして周りの価値観が、わたしたちの選択を無意識に導いていることもあるのです。
そしてもうひとつ。
自分の心もちが、望みをぼんやりさせていることもある。
「なんとなく、〇〇したい」と思っていても、それはまだ形のないもの。
だからこそ、自分自身と向き合う時間を持つことが大切。
「それをかなえたら、どんな気持ちがしそう?」
「それが本当に望みなら、今どんな感覚がする?」
そう問いかけながら、自分の中の “確かなもの” を探っていく。

ことばの奥にある「本当の願い」を見つける問い
わたしたちが「こうしたい」と思うとき、その奥にはどんな想いがあるのか。
問いかけながら、ひとつずつ掘り下げてみましょう。
- それが叶ったら、どんな気持ちがしそう?
- その願いがかなわなかったら、何が困る?
- 「こうしたい」と思ったのは、いつから? 何かきっかけがあった?
- なぜ、それを望んでいるの?
こうして問いを重ねることで、表面的な望みのさらに奥にある「本当の願い」が見えてくることがあります。
ことばの奥にある願いを探る実例
実は、こうした話は個人セッションの中でもよく出てくるもの。
ここで、お客様の実例を少し紹介します。(掲載許可をいただきました)
例①:「結婚したい」→「本当は、結婚式をしたい」
最初は「結婚したい」と思っていたけれど、掘り下げていくうちに「本当にしたいのは結婚式だった」と気づいた。
「なぜ、結婚式をしたいの?」
「それをしたら、何が変わる?」
問いを重ねると、実は「自分が愛されていると感じたい」「大切にされていると実感したい」という気持ちがあることに気づいた。
例②:「引っ越したい」→「本当は、もっと自由になりたい」
「今の家を離れて、違う土地でのびのび暮らしたい」と思っていたけれど、実は「引っ越したい」のではなく、「もっとパートナーと仲良く過ごしたい」だった。
環境を変えたいのではなく、関係性を変えたいのかも?
だったら、引っ越しよりも、まずは対話の時間を増やすほうが大切かもしれない。
こうして、自分自身と「問いを持って向き合う」ことで、見えてくるものがあるのです。
本当の願いがわかると、選択肢が増える
「本当の願い」を知ると、選べる行動が増えます。
「結婚したい」のではなく、「愛されている実感がほしい」なら、結婚以外の方法でその感覚を得ることもできる。
「引っ越したい」のではなく、「もっとパートナーと仲良くしたい」なら、まずは二人の時間の過ごし方を変えてみることもできる。
こうして望みを深掘りすると、「本当に自分が求めていたもの」にたどりつけることがあります。
あなたの本当の願いは、何ですか?

満月の夜、自分の「本当の望み」と向き合う時間を
次の満月の質問会のテーマは「本当の好き、本当の望みを再確認する」。
「わたしは何を望んでいる?」
「今のこの選択でいいの?」
そんな問いを持ちながら、自分の気持ちを感じるヒントにしてみませんか?
>>「満月の質問会」の詳細はこちら
それでは、またね。
田村洋子でした。
こちらも、読んでみてください。
>>偽の望み、本当の望み
>>本音がわからなくても大丈夫。ビジョンは、そこから見えてくる
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