あなたの「内なる声」に耳を傾ける時間(夜の過ごし方)

「今日も一日、お疲れさま」

誰かにかけてもらう言葉じゃなく、自分で自分に向けて、そっとつぶやいてみる。
そんな静かな夜の時間。人の気配が遠ざかり、やっと自分だけの場、空間ができる頃。

やっと、自分だけの時間になったはずなのに、ふと予定が思い出されるときって、気が重くなる。軽いため息が出てくることもある。

「もっと効率的にできたはずなのに」
「明日のプレゼン、完璧に仕上げられるかな」
「自分の時間を作りたいけど、また後回しになりそう……」

特に金曜の1週間が終わったと思った夜や、日曜の休みの終わる夜には、そんな思いが強くなりがち。
せっかくの週末や、せっかくの休みで心が少しほぐれたのに、また明日から「できる私」に変身せねば。

でも、ちょっと。その前に。覚えておきたい。

夜は、あなたが「あなた」に戻る時間

その夜の静けさは、昼間の「できる私」から解放されるための、そっと差し出された贈り物のような時間。

メイクを落とすように。パソコンの青い光から目を離すように。
ゆっくりと、一日の重みを手放していく。

そんな夜の静かな時間は、昼の時間の「できる私」から解放される、ほっと一息つく時間。

日常のわたし達は、誰かの期待に応えることに慣れすぎている。
企画書の完璧な仕上がりとか、チームの管理をスムーズにするだとか、取引先との関係維持だとか。人間関係、どうしようとか。
周りにある、外の気配にばかり意識を向けて、内にある気配を構わなくなる。
そうして、知らず知らずのうちに、内なる声が遠ざかってしまう。

「そのまま」でいい時間をつくる

夜の静けさの中で、今日の自分にそっと問いかけてみましょう。

今、どんな気持ち? どんな感じがしている?

単純な問いかけだけど、その答えに正解はない(のが、正解)。

もしかしたら
「今日のミーティング、もっと上手く切り回せたはずなのに……」とか
「新しいプロジェクト、本当に自分にできるのかな」とか
そんな不安や自己否定が出てくるかもしれません。

でも、それでいい。その気持ちを「ダメなもの」として押し込めなくていい。
ただ、そっと認めてあげる。
「そう思っているんだね、わたし」

それだけで、心は少しずつ本来の柔らかさを取り戻していきます。

小さな夜の習慣、試してみませんか?

明日に向かう気分の重さを感じたら、こんな時間の過ごし方はいかがでしょう。

【 30秒でできる 小さな夜の習慣 】

  1. まずは、深いため息を一つ
    スマートフォンは手の届かないところへ。
    大きく息を吸って、ゆっくりと吐き出す。
    たった30秒でいい。この瞬間は、あなただけのもの。
  2. からだに「ただいま」を
    肩、首、手のひら──。どこでもいい。
    あなたの心地よい場所に、そっと意識を向ける。そっと、手のひらで触れてみてもいい。
    そして、「ただいま、わたし」とつぶやいてみる。
  3. 月を見上げるような気持ちで
    窓の外を見上げる一瞬。たとえ雲で月が見えなくても、夜空はいつもそこにある。
    それは、あなたの本質もいつもそこにある、ということと似てる。
  4. 「よくやったね」と自分へ
    「今日も、あなたらしく生きた一日だったね」「よくやったね」
    誰かに言われる言葉じゃなくて、自分から自分への語りかけ。

明日は、また新しい一日

この「小さな夜の習慣、小さな夜のワーク」に、完璧な準備は必要ありません。

今夜は、ただ。あなた自身に意識を向ける。
ただ、あなた自身の感覚に身をゆだねてみる。

そういった時間をもつのは、どうでしょう。

この静けさの中で感じた「内なる声」に、もっと耳を傾けてみたいと感じたならば。
時には、その声に寄り添ってくれる誰かがいると、より深い気づきが得られることもあります。

今夜も、おやすみなさい。
あなたの夜が、心静かな贈り物の時間となりますように。

明日も、もっと素敵な日が待っている。

個別セッションでは、あなたの中にある「本当の望み」や「大切にしたい何か」を、一緒に見つけていくお手伝いをさせていただいています。
>>個人セッションのご案内
https://tamurayoko.jp/archives/3640

田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

follow Me
心の手当て
笑顔ではなうた
タイトルとURLをコピーしました