気づいたら、いつの間にかカレンダーは8月で。セミの声に混じって朝晩の風には、もう秋の兆し現れてきた。
先日はうなぎの日!……というか、夏の土用の丑の日があって「もう夏の土用の季節なんだ。気力の配分、心せねば」と思ってた。
気力の配分するには、自分の願いを自覚することが大切になってくる。
でもね。自分の願いやらビジョンやら、遠くを見ようとするんだけど見えないんだな。
だって、夏はしんどいんだもの。
暑いし。イライラするし。微妙に身体、重いし。
そうよね、だって夏だもの。しんどいのも、仕方ない。
それでも、この重い感じはチャンスだから、せっせと自分の中で優先順位をつけていく。素直な自分と出会いなおして、はじめるのだ。
おりよく夏越の祓(なごしのはらい)の今日、旧暦水無月晦日。
今日の、今夜を限りにここへ重さをおいてゆこうか。
気がかりなことだったり、
もうやめようと思ったことだったり
これからの自分には、もういらない!と思ったものを
今夜の禊で流してくる。手放してくる。
今年、ここまで半年分の余分な重さ。
自分にとって、これは余分でいらぬもの。ここで流すもの、手放すもの。
それを、今日までのものとして「さようなら」しておこうか。
で、何に「さようなら」するか。決めるときには、自分の心に聞いてみるのだけれども、大切にしたいのは、自分自身の素直な気持ち。
自分のことをみつめて、内側に向けてそっと問いかけてみる。
わたし、”ほんとのところ”、どうしたいと思ってる?
そう問いかけてみて、何を最初に思い浮かべました? 何を感じていましたか?
その”ほんとのところ”の素直な自分の意思を自覚しておきたいんです。
人は社会性の生きものであるから、周りとうまく馴染もうとしがちになる。
やさしい方ほど、繊細に感じ取れる方ほど、そうなりやすい。
そして、頑張り過ぎて周りを優先させて、自分自身が空気に溶けてしまう。
素直な自分が消えてしまう。
だから、今夜は。心のなかの、奥に潜んでる素直な自分と出会いなおしていただきたい。
夏の暑いころは、暑さに身体をなじませることへエネルギーを使うから、心のその他の部分にまでエネルギーを届けづらくなる。気力がなかなか湧かないし、動きづらい感じになる。
そんな暑い中にいても、願いやビジョンをみつめて、ごきげんな変化を続けていくために。
自分の持ってる優先順位を、できるだけくっきりと知ることが大切。
素直な自分が、何を感じているのか。
そして、何をしたいと思ってるのか。
そして、何をするのか。
自分自身が空気に溶けてしまうのか。
意思の表れ、行動を人に譲るか、自分を通すか。
それを選ぶのは「何をするか」の段階。
何を感じ、何をしたいと思っているのか。
そこまでは、自分の内にある。目には見えない世界にある。
目に見える世界には、「何をするのか」の段階でようやく形が現れる。
だから、形になる前の、目に見えない世界にあるあいだは、もっと素直なままでいい。
素直なままでいるならば、感覚や直感もより細やかな形で自分の手元に戻ってくる。
(自分の感じてるモノコトを素直に現さずにいると、感覚や直感から遠ざかる)
なので、
もっと自分に正直であれ!
正直で素直な自分のようすを、しっかとみつめて
その上でどう現してゆくか。何をするのかを選ぼう。
素直な自分をみつめてみていくと、嫌な感じの自分に出会ってしまうこともあるよね。
それはそれで、またよき。
嫌だから、もう素直な自分をやめようと思うのか。
嫌な感じだけど、仕方ないねとそのまま抱きしめていくか。
そっと見ないことにしておくか。
どれを選ぶも、選ばないのも、自分次第。
嫌な感じの自分もいて、がんばって前を向いてる自分もいて
ええ感じにやってる自分もいて。
まるごと、全部で
元気な自分。自然で素直な自分。
元気な自分に戻るためにも
素直な自分と出会いなおす。
素直じゃなかったなと思った部分は
今夜。夏越の祓で、そっと流して手放してやる。
そんな気分で、すっきりと
これからの暑さも、ごきげんに
おもしろがって、今のときを過ごせますように。
それでは、またね
田村洋子でした。
マイペースだいじに、自分を大切にする8月
>https://tamurayoko.jp/archives/3601
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