日曜が終わると思ったら、ものがなしい気分になる。それと同時に、やってくる来週がたのしみになる。
会社員だった頃、日曜の終わりに「あしたから月曜なんだ」と、しょんぼりしていたなと思い出す。
しょんぼりの理由は、来週はじまる（かもしれない）時間をしばられる毎日を思って、きゅうくつになるから。または、こころのままに過ごしていた時間が、これで終わりかもしれないと不安になるから。
でも、このしょんぼりとした感じ。日曜の夜はしょんぼり過ごす所存です！という習慣になっていただけで、とくにあれこれ理由があってしょんぼり気分が湧いていたものでもないかもよ。
それにね。来週の平日も、こころのままに過ごしていく時間があると決めれば、しょんぼりしなくなるかもよ。
気分は、自分で創れる。だから、自分で来週の気分を創ってみようか。
自分の気分には、自分で責任を持っておこう。とも言われる。
責任。
そう聞いたら、何かたいそうな決心が必要なように思えるけれど、そうでもない。
責任ってのは、自由の裏返し。自分が、これ！と思って、やるぞ！と気分がのってくるならば、自由にそのことをやっていいよという意味。
自分の気分で、自由にやってみようよ。といった意味が、「自分の気分には、自分で責任を持っておこう」といったことばで、伝えられてるだけ。「責任」っていっておいたほうが、世間一般的にかっこよく感じられるから、そんな風にことばにしただけなんじゃないかとわたしは思ってる。
（責任。ってことば、ちゃんとしている人みたいでかっこよく聞こえるよね（わたしだけ？）
さておき。日曜の夜がしょんぼりしがちなときには、日曜の夜はしょんぼりエネルギーをジャンプ台の代わりに使って、来週をよりよくはじめるための習慣を作ってみたい。
わたしの場合、「習慣をつくる」ということばにすると、ぴんとこない。だから「来週をよくはじめる儀式！」といった感じに、おもしろがってやってみてる。
この、儀式。人それぞれに違う。
人それぞれに、来週へ向かう儀式はあるんだと思う。そして、儀式は時間の句読点になり、次に迎える時間を新しくしてくれる。
だから、来週の自分の、時間や過ごし方の質を上げるために、何か。句読点になるようなコトを自分で持っておくと過ごしやすくなる。
例えば、わたしの日曜の儀式はこんな風。
日曜のいちにちの終わりに
今日もよく過ごしましたと自分をねぎらいつつ、ひとり乾杯する
ここまでの一週間を思い出して「ありがとう」を数えてみる。
あの人にも、ありがとうだね
あ、この人もそうだった
１週間の予定と、出会ってきた人のことを思い出して、「ありがとう」の再確認。
そして、忘れちゃいけないのが「自分」
自分だって、今週、いろんなことやってきた。
いろんなことをやってきた自分自身とその身体にもありがとう。
そうして、「ありがとう」を数えながら、好きなものを食べる。おいしく乾杯するのが大好きな私は、日曜の夜に、ひとり乾杯。
乾杯は、家でもできるけど、外でやってみるのもまたたのし。今日は、外で乾杯して来た。
軽く乾杯し終えて、ふらりと遊歩道を歩いて駅へ向かう。
歩きながらも、ふわふわと考えてる。
あしたからの1週間
どないして過ごしましょうか
あしたからも、また。自分が夢の、そのまた先に向かってる１週間がはじまる。
自分の夢に向かってる途中での、明日からはじめる1週間に。
どんなドラマを置いてみようか。
どんな気分の1週間にしてみよか。
なんとなーく、来週の感じをイメージしながら、来週の予定を頭の中で再確認しつつ、歩いてみる。
身体を動かしていると、エネルギーも動く。身体の感覚を通して、思考がイメージへ溶け込んでいく。
歩きながら、腕ぐるぐるまわして。ときどき思い出したようにスキップしながら、歩いていく。
さあ、家に帰ろう。
今夜はゆっくりお風呂にはいっておこう。
来週をどう過ごそうか。イメージする前に、今夜の自分を大切にして過ごすためにも、お風呂は大事。湯船につかること、シャワーを浴びることは禊につながる。
ここまでのモノコトをお湯で溶かして流して、清められた自分になって今日を終える。あしたをはじめる用意をする。
お風呂上りには、いい香りのする化粧水ぬったりオイル保湿してみたりしながら、ほわほわといい気分になるんだ。
そうして、ええ感じの自分になっていく時間をたいせつに過ごしておこう。
もっとええ感じのわたしになって、あしたをはじめる準備はばんたん。
そして、ばたんきゅーで眠りにつく。
これがわたしの“来週を迎える”ための儀式
＊
帰り道の空は、ゆっくり夜へ向かう。花もつるも色が抜けて。影の形へと戻っていく。
影の形は本質的な美しさ。人も夜、眠っているうちに気分が整理され、本質的な「自分」へと戻る。
目が覚めたらまた新しい「自分」。そこから、また来週をはじめる
今週もよく過ごしました。
来週もまた素敵な週になりますように
それではまたね
田村洋子でした
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