ニュースを見ていたら、出雲大社のおまつりの様子が流れた。今は、旧暦で10月、神無月。
神無月と言えば、出雲で神様会議がされる月。その神様会議では、その人ひとりずつに対してのご縁を結びなおしているらしい。
出雲大社は縁結びで有名なところだから、ご利益もさぞあるだろうと思いつつ。自分の「本音」はどこかいな？と思いをはせる。
日本人は遠慮がちな民族だから、遠慮して本音を伝えない。「本音ベースで」といった表現があるくらい、日常の中で本音を包み隠す。
（「本音ベースで」とは、ざっくばらんに腹を割って、ほんとのところをはなしますよという前置きのことばらしい。以前、会社の営業さんに教えてもらった）
さてさて。せっかくご縁をむすんでいくぞ！と神様会議をしてくれているのならば、人間側の本人としても、本音で。望んでるご縁について、知っておきたい。
本音ベースで、望むご縁や夢など伝える方が。神様も自分も、結果が見えやすくて嬉しくなる気がする。
だから、今。「本音」を知っておきたい。
こころの奥で隠れていたり、忘れてしまっていたりする「本音」に向き合う時間を持ってみませんか？
「本音」を知るって大切。
「本音」は、自分自身・自分のたましいにとっての本物で真実だから。
自分にとっての本物、真実を知ると、人は強くなる。本音じゃない部分に流れていたエネルギーも、どどーんと本筋に流れはじめる。
そして、自分のエネルギーがどどーんと流れはじめるってことは、他の人へも影響を与えていくことになる。
お互いにほどよい距離を探るときもある。
お互いのエネルギーが共鳴して、また違った関係性を生むときもある。
その結果。他人との距離感や人間関係の変化を引き起こすことも出てくるかもしれない。
それでも。
本音を自覚して生き方を選んでいくと、結果的に自分にとっても、周りの人にとっても心地よい関係を築きやすくなる。わたしたちにとって豊かな環境をつくりやすくできる。
明るい感じのものも、暗い感じのものも、どちらも。目をそらさず、等身大をみつめる。
それが、本音と向き合うこと。
今の自分が、何を感じているのか。何を思っているのか。
素直に、正直に、知りたいと願い、よく知ろうとする。
そして、自分の心の声、本音を聞くためには、静かな場所でひとりの時間を過ごすのが効果的。
そっと目を閉じて、視覚情報を閉ざすと、自分の身体の感覚を感じ取りやすくなる。
呼吸をしながら、自分の息の深さを感じ取る。自分の鼓動を聞いてみる、心臓の音を感じようとしてみる。
自分自身の身体の感覚を感じていた後で、ふと思ったこと、思い出したこと、考えたことは、メモしておくと本音につながるヒントとなる。
＊
本音を知るぞ。本音でいきるぞ！と決めてても、その本音を見失うことも多い。
それは、自分の感じてることを自覚する時間を見失うから。
周りの人に期待されている「あなた」らしいようすに沿って動いているうちに、自分の考えてることや感じていることがなかったことにされて、あなたの本音は、こころのゆとりと共に消えていく。
周りの期待に応えたり、日々の忙しさに飲まれていたりして、自分の思いや感じてるものがわからなくなる。
また、本音を意図的に自分が隠すこともある。自分の理想や、他人から期待されている「ありたい自分」と「本音」とが違っていたとき。それを見つめ、受け入れることは、表面上の安定や安心が揺らぎそうに思えるから、本音はなかったことにされやすい。
だから、どんな自分も。そこにいるってことを知っておく。
「そんな自分もいたんだね」と、そっと眺めるだけでいい。一歩進んで、そんな自分とはなしができたら、最高。
＊
自分が何を思って、何を感じているのか。
自分の本音をよく知る、知ろうとする。
そして、「本音」を自覚したうえで自分自身や自分以外の人たちと話をしてみる。夢について話をしてみる。
そうすると、お互いの関係性がほどよく整えられるし、それぞれのこころの整理につながる。
話すことは、自分の思いをことばにすること。形になっていなかった見えないものが、ことばにしようと試みて、形になっていく。話していくうちに、あなた自身の内面は整理され、相手とお共有することで見える形になっていく。そして、あなたが次のステップへ進むための道筋が見えてくる。
他の誰かと本音を、腹を割って話すことは、時には勇気が要るかもしれない。本音で話すのは、自分の弱さや不安をさらけ出すことにつながるから、相手にどう思われるか。心配にもなる。
でも、本音を知ったうえで、お互いに話をすると、あなたは自分の本音に対する理解が深まり、自分自身に対しても優しくなれる。ついでに、相手の本音と触れあうことで、相手や周りの世界へも、もっと優しくなれるかもしれない。
そして、相手に合わせるだけだったり、周りへの配慮をし過ぎて、いつの間にか苦しくなるよな局面が減る。自分のことだけでもなく、相手のことだけでもない、程よい位置関係を見つけやすくなる。周りへ向けるゆとりが生まれる。
そして、何より。
本音で過ごせる時間が増えると、変化も早い！
だって、嘘がないんだから、意図しないエネルギーのロスが減る。
自分自身って存在、まるごとのエネルギーで生きられる。
自分自身の本音を知り、信頼できる人々とその本音をわかちあうと、無理なく変わって行ける。よりよく変化しやすくなる。
本音を知り、受け入れることは、あなた自身を変える力を持っている！
どんな本音であっても、よく知ろうとすることで、あなたの心の奥にあるエネルギーが活性化されます。信頼できる人との対話や、自分自身との向き合うことを通じて、あなたは未来の自分を思い出す。忘れかけていた自分と出会いなおせる。
年末や来年が、ほんのりと気になり始め、願いや祈りの形が変わるこの時期に、
あなた自身の本音で望みを見つめ直すことは、とても大切なこと。
「本音」を知って、自然体で生きる。
そして、今もこれからも、よりよいときとなりますように。
それではまたね
田村洋子でした。
◆予祝のプログラムの季節がやってきた
今回の冬至のプログラムは「未来のわたしに導かれる夜」
誰であっても「未来のわたし」を
今、このときだって感じてる
でも、それを日常の中で忘れてるだけなんだよね。
それを思い出したり、リラックスしたりします。
詳細などは、こちらのページをご覧ください
>>【12/21オンライン】未来のわたしに導かれる夜：今の自分と出会い、未来を創造する時間
https://tamurayoko.jp/archives/5981
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