心がうんとゆさぶられる(はずの)出来事が起こった時。
出来事が起きたすぐ、そのときに、わたしはまだ興奮のなかにいる。興奮の中にいるから、その出来事がわたしにとっての「よろこび」となるのか「かなしみ」となるのか。感情の色あいの整理がつかない。そこにある感情がよろこびであるのか、かなしみであるのかまでは感じ取れない。強すぎる感情は、おおきすぎてじぶんのなかでとらえられない。
強い感情がじぶんの内にあると知れば、「いつもの」「ふだんどおりの」暮らしをするために、感情を表に出しすぎないよう抑えることが増える。強かった感情は、時間がたつと少しずつ色があせてくる。そうなれば、ようやく、感情のもつ色あいをじぶんで確かめられるようになる。
だから、なにかコトがおきたとき。自分が何を思っているのか、どう感じているのか。わからなくても大丈夫。そのうち、見えてくるものがある。じぶんが感じていることに気づくことができる。
コトがおきてしばらくしてから、じぶんが不安になっていると気づいても大丈夫。
「じぶんは大丈夫だ、安全だ」とこころの奥底が感じているから、じぶんの内にある不安に気づくことができた。だから、大丈夫。
何があっても「大丈夫」だとしたら、じぶんはどうしたい?
問いかけながら、現実でじぶんが取れる行動を確認してみよう。
そうすれば、少しずつ、状況が整理されてくる。不安も少しずつ小さくなっていく。
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