お盆を終えて、今日は送り火を焚く。お盆の期間に、この世に帰って来ていたご先祖様たちが、送り火の煙に乗って見えない世界へと戻っていく夜。
送り火を焚いてみようと思っていたけれど、街の家の中には仏壇もなく。街中で火を焚くのもどうだろうかとためらわれ。ベランダに出て、こっそりと空を見あげた。
この数日は、さあさあと雨が降り続いていて、ベランダに出るのもおっくうだったけれど、今夜は雨が降っていない。雨を蓄えていそうな、黒いもくもくとした雲を見あげて、ぼんやりと空へと昇っていく煙を想像する。
その想像の煙にのって、ふわりふわりと、ご先祖様たちが空の上に帰っていく様子を思い浮かべる。
お盆のあいだ、この世に戻ってたのしかったかな。
お供えしてあった食べものやくだものたちは美味しかっただろうか。
生きているわたし達子孫を見て、何を思っただろうか。

ご先祖様の目になって、今の自分に向けて言葉をかけてみる。
お盆のあいだ、この世をながめて、いろいろな出来事が起きていると知ったよ。それでも、あなたはあなたとして生きていてくれた。
あなたがあなた自身として、生きていくなら、それでいい。
食べものやくだものたちは美味しかったよ。亡くなっているわたし達が覚えている好物を食べながら、思い出してくれて、ありがとう。思い出してもらえることで、またわたし達もあなたをみつめていける。
今を生きていてくれるなら、それでいい。あなたの思うこと感じたことを、自分自身の良心に沿って生きていくこと。
*
ご先祖さま達の目を思って、ここまで受け継いできている命を想像したら、しんみりとした。
ご先祖さま達は「生きている」こと、そのものを応援してくれる。そして、見えない世界の中から見守っていてくれる。
応援されているんだなと空を見あげて「ありがとう」と思った。
お盆が終わり、あしたからはまた日常。
しんみりとした心を、今夜だけ抱きしめて、あしたは明日で、またはじめる。
もし。あなたのご先祖様が、あなたに言葉を伝えているとしたら、何を伝えてくれている気がする?
それでは、またね。
お告げ師でカウンセラー田村洋子でした。
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