友人から届いたメッセージをひらいたら、くるくると波線がひかれたページが目に飛び込んだ。
強さではなく弱さを楽しむのが女の喜び
「ココ・シャネルという生き方」著.山口路子より
これは、ココ・シャネルの言葉だという。あのファッションのブランド「シャネル」を立ち上げた人。
女性がより自由に過ごせるようにと、腰をきゅっと絞ったコルセットを使わないファッションを提案し、女性の社会進出をファッション面でもサポートしてくれた人。
女としての自由を追い求めるために、強くなければならない。
そんな思い込みがずっと、わたしの中にはある。だいぶ、その思い込みは薄れてきたけれど、それでも、何かのたびについ、男性と競争したくなる。戦おうとしてしまう。
つい「弱さ」をどこかに忘れそうになる。
でも
「弱さ」を楽しむ、のか。
シャネルが生きた時代は、女性の社会進出が始まったばかりの頃。
それまで抑圧されてきた女性が、自由を求めて立ち上がったばかりの頃。
はじまりの頃だから、男性や男性的な社会と戦うことも多かったかもしれない。これまで押し込められてきた何かから、解放されようと強い力が必要となり、戦いのエネルギーを使ったのかもしれない。
でも
女性である自分が「弱い」と知り、男性との戦いにのらない。
わたしがわたしであるために「弱さ」を楽しむ。
そもそも、女性であるとか、男性であるとか、区別なく。生物学的な肉体の違いがあるだけ。
やり方の違いがあるだけで、これからそれぞれが自分のやり方を選んでいけば、自然に。それぞれの心地の良い場に落ち着いていく。
戦わず、競わず。
あなたはあなたでいいし、わたしもわたしでいい。
あなたは、あなたそのものの「自由」を過ごし、
わたしは、わたしそのものの「自由」を過ごす。
それぞれの、存在が。そのままに、自由であること!
「弱さ」と「自由」とを両立させて、しなやかなヒトで過ごす。
それが
「強さではなく弱さを楽しむ」生き方なのではないか、と思うのでした。
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