今日は朝からゆっくりと、心理学系のカードを拭く。一枚、一枚ていねいに。ついでに、いつものタロットカードも拭いてみた。
出没機会が少ないセルフ・セラピー・カードだけれど、うっすら曇りが出ていたみたい。拭きあげてみたら、色が鮮やかになったのをみて、それと分かった。
不思議ね。一枚ずつ見ていると、たいして汚れて見えなかったのに。拭いた後の鮮やかさで、カードの曇りを知るなんて……。
*
きっと、心も体もそんな感じ。ゆるんだあとで、その前の様子がしんどかったと知る。
力が入り過ぎていたり、近場しかみえなくなっていたり。ちょいと、息を詰めていたり。
ふうっと息を吐いて、はっとして。素の自分を取り戻したときに、それより前を振り返って「しんどかったんだ」と知る。
「しんどい」渦中にいるときは、自分でしんどいとは感じていない(だから、自分でしんどいとわかるときは、きっと、とってもがんばり過ぎてるときだと思う)。
「しんどい」と感じていないから、誰かに相談もしないし、とにかく自分で突っ走ってみてる。
でも、渦中を抜けて、ふっと力抜けた時。思い出したみたいに「ああ、自分はしんどかったんだな」と気づく。
しんどかった自分。
力んでいた自分。
頑張ってきた自分。
そんな自分に気づいたら、自分の頭を撫でたり、きゅっと腕で自分を抱きしめたり。じぶんの身体に向かって、じぶんで「よく頑張ったね」とほめてあげたい。
しんどかった自分に気づけた「今」の自分のこともほめてあげよう。自分の頭を撫でたり、きゅっと腕で自分を抱きしめたり。じぶんの身体の感覚に、「今」を覚えてもらおう。
ふっと力抜けた「今」が、自分自身のニュートラルで素の状態。
その状態を身体で記憶して、その記憶の場所に戻ってくる。身体の感覚を目指して、戻ってくる。
そうすれば、ニュートラルで素の状態の自分自身の心に戻りやすくなる。
「しんどい」状態があったから、自分自身のニュートラルで素の状態が際立つ。
そのコントラスト、正反対の状態を知るからこそ、身体感覚で理解しやすくなる、覚えやすくなる。
コントラストから見えてくる素、ニュートラル!!
おもしろいほど、くっきりと浮かぶ「自分」。
*
おひさま沈んで夜になり、きゅうっと寒さが進んできた。指先が痛くなるような寒さ。
お風呂に入ったら、ふわっと指先がほどけて、自分の指のあったかさを思い出せそう。
正反対の状態があるからこそ、見えてくるありがたさ。
……そんなこと、思っていたこのゆうべでした。
それでは、またね。
カウンセラーでお告げ師 田村洋子でした。
***
自然体のじぶんをどう生きる? 「今」の流れをつかむには??
そのヒントにできそうな内容を月2~3回、レター配信しています
※個人セッションやプログラムの先行案内もレターから
◆ ニュースレターを購読する
感覚を開き、より自然に生きるじぶんになるセッション
>>田村洋子の【セッションを予約】する