節分。その由来と感じたいもののこと

1月も後半になると、スーパーマーケットでは、豆まき用の大豆が置かれはじまる。お魚売り場だけでなく、野菜のところにも炒り大豆が置いてあった。

華やかに赤やピンクのかわいらしげなバレンタイン用のチョコレートに交じり、鬼のイラスト書かれた地味な炒り大豆たち。その近くには、柿ピーの袋。なぜだろう。柿ピーも豆まきに使うのだろうか。

節分のいわれ

さて、今日は節分。あしたが立春になります。

むかしは、春を1年のはじまりとしていました。だから、立春は春を迎える日であると同時に、新年のはじまりの日でもあった。12月31日の大晦日(おおみそか)には、旧年のけがれを祓って、新年を迎えます。それと同じ考え方をするならば、 節分(立春の前日)も。冬までのけがれをはらいって、新しい年、春を迎える日。

節分の風習

「鬼は外、福は内」の掛け声と豆まきで、けがれをはらう。

鬼は、けがれの象徴。見るからに恐ろし気なあの鬼は、鬼門とよばれる艮(うしとら)(=北東) 方角から街にやってくると信じられていた。 艮(うしとら) は、丑寅。だから、鬼は牛のような角をつけて、虎もようのパンツをはいている。

豆は「魔物(マ)を滅(メ)する」という意味が込められています。豆を炒って、芽が出ないようにしたうえで豆まきをする。豆をまいたあとには、その豆を人が食べてしまうことで「鬼退治ができた(けがれをはらえた)」。食べてしまえば、もう大丈夫ということのよう。

節分には、他にもいろいろな風習がある。

イワシの頭をヒイラギと一緒にあわせて玄関先にさして、魔よけにする。ヒイラギのとげとげと、イワシの生臭いにおいは、鬼が嫌がるらしい。

わたしの実家のあった地域では、節分の夜に、炒り豆を紙で包んで家の近くの三つ角に置いていた。鬼が人の住む集落に迷い込まないようにという、おまじない。

どちらも、鬼を遠ざけて、新しく来る季節の健康や安全を願ってのこと。

自分の身体と心を見直すタイミング

上手くできているなと思うのは、この季節の行事たち。

気候や気温の変化によって、身体のようすが変化する時期に合わせて季節の行事がある。季節の行事を節目にして、体調管理をしてみよう、自分の心を見つめてみよう。しきりなおしのために、季節の行事があったように感じる。

節分のころ、感じたいもの

たしかに、最近。身体がそわそわする。年度末を迎えつつあるからか、どことなく落ち着きがない。1日のうち、気温の変化がありすぎて、身体が季節にふりまわされそうな気配もある。春に向かって、少しずつ身体は夏仕様に変わろうとし始めている。

心と身体はつながっている。心にも身体のそわそわがうつりやすくもなる。

だから、ちょっと落ち着こう。

歩いている、そのときの自分のリズムを感じてみる。
呼吸する、そのときの心臓の動き、肺の動き、感じてみる。

そして、これから。自分が何をしたいか、何をしようか。どんな気分で過ごしていこうか。思いめぐらす。

節分が終わったら、あすは立春。春が来る。

▽5年前。節分のおまつりを見に、吉田神社へいった

田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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