記事の文字数を、読む速さと目的で考えてみた

「読む人が思いついたとき、負担なくぱっと読める文字数は、800文字程度らしい」と聞いた。でも、800文字が感覚としてどれくらいの量か、ぴんとこない。

そこで。記事を読む速さと目的を、文字数から考えた。オタクな計算の過程におつきあいいただける方は、どうぞ。

「負担なく、ぱっと読める」とは

さて読むぞ。気合を入れて読むこともたのしい。けれど、長すぎたら「読む」こと自体が負担で、思いつきづらい。

読むことを思いつきやすいのは、予定と予定の間にできる細切れ時間(すきま時間)だ。自分をふりかえってみても、移動中の電車の中や、昼休み残り20分みたいなときに、スマホを使ってあれこれと読むことは多い。

電車で一駅の間に読むことのできる短いおはなしを、募集した投稿コンテストがあった。その投稿規定では、文字数のめやすを1,000文字程度としてあった。

1分20秒くらいで読める、3分弱で話せる分量が800文字

平均的に日本人は「1分間に600文字を読む」とされるため、800文字だと1分20秒で読み終える計算になる。

短い時間の代表と思われるのは、カップラーメンができるまでの時間だ。3分間に読める、およその文字数は1,800文字。これを超えると読むことが「負担」になるのかもしれない。

そして、もしも。3分間、話をするときの文字数を調べた。アナウンサーの標準的な話し方で1,100文字くらい。仕事でお客さまに説明をするときで、900文字くらいのになるという。だとしたら、800文字は3分弱で話し終える分量の文字数となる。

わたしのページを調べてみた

文字数を考えた

それらから考えると、わたしの記事での文字数は多い。

通常記事は、1,500から2,000文字くらいある。もともと、このブログの主な目的は「わたし自身が感情を知り、物語を書くトレーニングをすること」だった。記録が主な目的(ついでに誰かに役立つといいな、とは思ってたけど)。だから、文字数は2,000文字くらい(1,800~2,300文字)を意識して書いてきた。

短めの記事で1,000文字くらいだ。この文字数は、ぱっと読むのに肩がこらない文字数およそ800文字を意識したもの。わたしが好んで読んでいるエッセイのひとつ「今日のダーリン(ほぼ日の糸井重里さんが毎日書いているエッセイ)」が、およそ800文字だから。けど、わたしは増えがち。

そして、カウンセラーなわたしとしての発信も、読むのに肩のこらない文字数(800文字)を目指した。けれど、書ききれなくて。減らしたつもりで、1,200文字くらい(1,000~1,500文字)に増えてしまう。

ご相談への回答は、師匠の相談回答文字数が3,000文字あたりだったから、それくらい(多くても5,000文字)を目指している。

これだと、カップラーメンがふやけてしまう文字数(1,800文字以上)だ 。

およそ3分くらいで1記事が読めている

わたしの記事ページを読みに来てくれている方々が、ひとつのページにいてくれる時間はおよそ3分(平均が2分50秒。最も多いのは2分30秒程度)。

これを文字数になおすと、1,800文字になる([平均的に日本人が読める文字数600文字]×[3分]=1,800文字)。同じように2分30秒で計算すると1,500文字だ。

だったら、2,000文字目指して書いてある記事たちでも、3分あれば最後まで読んでもらえているかもという気がしてきた。

読める文字数によって負担に感じる度合いが違う

文字数と読むのにかかる時間の計算は、あくまで「平均的な日本人の読む速度が1分間に600文字」という情報に基づいたもの。それより、読むのが早かったら……読むことが、負担になりづらい。

自分が負担なく読めると感じる文字数が多いほど、自分の書く記事の文字数も増えやすいのではないか。

そう思って、自分の読む速さを調べてみた。

読むはやさを調べてみた

自分が読む速さを、調べることができるサイトをみつけた。日本速脳速読協会さんのページ「読書速度ハカルくん」から、ネットを読んでいるブラウザをつかって、無料で測ることができる。

結果を測ったその下に、グラフで年齢別に平均的な読む速さが書かれてあった。それによると、社会人の平均的な読む速さは、1分間に600~1,200文字だという。わたしは、その5倍くらいの速さで読んでるらしい。

もし、読む速さと書く文字数に関係があるなら、うっかり文字数が増えてしまうのも仕方ない(ことにしよう)。

もう、考えるのは、あきらめた……

そして結論。文字数は記事の目的次第。じぶん次第

ひとつの記事に必要な文字数について、あれこれ考えてみたけれど。結局は、その記事をなんのために書くか。その目的次第で必要な文字数は変わる。

【文字数についてわたしの結論】←これ2020年1月時点

  • ちょこっとした空き時間に、負担なく読んでもらいたい記事なら800文字くらい。2分もあれば読める(これは、3分間で話せる量)。
  • 簡単に説明をいれる記事なら、1,500文字くらい。3分あれば読み切れる。
  • ある程度、じっくり読んでもらうなら、3,000~5,000文字くらい。

文字数のこと、これまで深くは考えなかったけれど。この記事を書く中で、自分なりの考えを持っていたわたしに驚いた。

苦手だけど、書きたいときは

もっと、手軽に読んでもらいたいならTwitterはどうだろう。Twitterの投稿ひとつ分であるツイートは、最大140文字。スレッド(ツイートとツイートをつないだもの)でも、280文字。どちらも30秒あれば読める計算になる。

(余談)文字数を気にしない

見てくれている人に、何を届けたいか。自分が何を表現したいか。それにあわせて、書く文字数も書き方も選べばいい。

ブログのほかにも、twitterやfacebook、インスタグラムなど、表現法はあれこれとある。そう思うと文字数のこと、気にしなくていい

結論!
自分の思うままに。伝えたいことを書く。だから、文字数は気にしないことに決めた

※ちなみに、ここまでで2,500文字くらいです。お疲れさまでした。

書き手がなにを目的に書くか。それ次第で必要な文字数は変わる

▼ 記事の文字数が気になったきっかけは、営業力講座でした

ネタまみれの人生から学んだ自分らしい自由な生き方から、あなたの「幸せ物語」を描く直感的カウンセラー

田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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