わからない前提で過ごす楽しさ(御朱印帳はじめました)

御朱印帳が、この最近はやっている。文具売り場、ノートを置いてあるあたりにいくと、数種類の御朱印帳が置かれている。神社や寺でもオリジナルの御朱印帳を置いてあるところが増えてきたように思う。

御朱印帳は、神社や寺に参拝参詣したことをしめすサインやスタンプ(御朱印)をいただくためのノート、帳面。 神社や寺によって御朱印などのデザインが違っている。寺社の由来を表すマークが入ることもあり、興味深いものである。

興味深い御朱印だけれど、ブームの影響もあるからなのか、御朱印をいただくための行列が長くなることも多い。行列を苦手とし、思い付きを愛するわたしとしては御朱印帳は、横眼で眺めるだけの存在だ。

立派な仁王門が鞍馬寺の入り口@鞍馬(京都)

先日、鞍馬寺に行ったとき、夫が真っ白な御朱印帳を手に入れた。
それは、はじめての御朱印帳。

これまで、おみくじをひいてみるのはお正月くらい。寺や神社へ行くことに全く興味がなかったのに、突然、御朱印帳を入手してきた夫に、わたしは驚いた。

鞍馬寺の雰囲気がとても気に入り、ふと御朱印をためてみたいな。と思ったとのこと。

真っ白な表紙の御朱印帳。記念すべき1ページ目は鞍馬寺。
鞍馬寺で御朱印をいただき、大切に御朱印帳をカバンに入れて降りてきたのは、つい先日。

はじまりになった鞍馬寺、気象神社はご一緒したが、それ以降は夫ひとりで回ってきている。

カラフルなてるてるぼうずがつるしてあった気象神社@高円寺(東京)

ひとりで回ってきているからか、ふたりで旅行するときとは違う景色が見えているらしい。帰宅してから御朱印帳を見せながらたくさんのことを話してくれる。いろいろな驚きと発見があるようだ。

御朱印をいただくのが 社務所で、場所によって値段もお願いの方法も違うこと。
寺社の由来のパンフレットや看板を読むと、歴史だけでないことが書いてあること。
場所によってお守りのデザインが違っていること。
ご利益が寺社によって異なっていること。などなど

夫からみると不思議なことがたくさんあって。わたしに聞かせたい、見せたいと思ってくれるらしい。
ありがたいこと。

こういうものに興味を持つのか。と他の人の視点を知れることも面白い。

パートナーとして、同じ家に住んでいて。旅行で一緒に出掛けることもあるのに、やはり、パートナーは他人で、考えていることがわからない。

お互いが思っていることがわからないという前提で、自分がおもしろく思ったこと、感じたことなどを相手に話してみる機会を持つことは必要だ。わかろうとする毎日を過ごすこと。そうするうちに、少しずつ、安心できる空気の中で暮らしていけるように思う。

帰宅して御朱印帳を見せてくれる様子は、小学生のよう。御朱印帳に対して罰当たりな感想になるが、ラジオ体操カードにスタンプを押してもらった小学生の甥っこを思い出させて、ほほえましく映る。

はじめての御朱印帳を手にして、まだ数日。御朱印帳をもっていることが嬉しくて、ハイペースで神社や寺をまわってきている。

そのハイペースも、今日でおしまい。明日からは、いつもの毎日に戻る。

楽しかった夏休みの思い出は、真っ白な表紙の1冊の御朱印帳。中には15個の御朱印が詰まっている。

田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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