冬至をすごす。ゆずにしようか。みかんにするか。

今日は冬至。冬至が来たら、もうすぐ正月やってくるなと思う。歳をかさねるかみさまは、今どのあたりを歩いているのかな。

冬至とは

太陽の出ている時間が最も短い日だから、おひさまの持つ「陽」のエネルギーが最も弱い日。地上に届いてくる「陽」なエネルギーが弱いということは、地表での「陰」のエネルギーが最も強い日だともいえる。

冬至を境にして季節は春へ向かって折り返す。これからは太陽が出ている時間がどんどん長くなり、地上に届くおひさまの力も少しずつ強くなる。

そういった冬至を「一陽来復(いちようらいふく)」と昔の人は表した。陰の気が極まり、陽の気に転ず。

冬至を過ごす

暦の変わり目には、けがれ(気枯れ)はらいの行事がされる。きっと、体調を崩しいやすい時期だから気をつけようねと言いあった、昔の人の知恵ではないかと思っている。

次の季節をよりよく過ごせますようにと願いを込めて、冬至の日にいろいろなものを食べる。

ゆずの香りで邪気払い

まず、思い出すのはゆず。ゆずはほんわりとした香りのある果実。黄色くうれた実は、おひさまのよう。ゆずの香りで邪気を払い、身体の内から陽を補うためにゆずを食べる。

ゆずの楽しみ方もあれこれと。

まずは、ゆず湯。湯船を張ってその中に、数個のゆずの実を浮かべて入る。近所に銭湯があれば行くのもたのしい、ぽかぽかと浮かぶ黄色いまるい実が浮かぶ湯に入って、ゆずの香りの湯気をかぎつつ、お風呂に入る。ニュースでは、温泉にゆずを浮かべてお風呂に入っている人やサルなどの映像を見るのも、この冬至の時期。

ゆずの入ったすまし汁もいい。すまし汁のお椀に、ゆずの皮の表面を少しはいでのせてゆずの汁。口に椀をよせてくると、ふわりとかおるゆずがごちそう。

甘いものが好きなら、ゆずジャムをお湯で溶いたあったかいユズ茶もおいしい。氷砂糖のとの分量次第になるけれど、ゆず酒もいいな、おいしいな。

かぼちゃで身体の内から、健康を願う

かぼちゃは夏に収穫される食べもので、その実の中には太陽が元気だった夏の力が閉じこめられていると考えた。夏は地表における「陽」のエネルギー強い。それを、今、冬の季節に食べる。

冬は「陰」。地上に在るものの気配たちも「陰」になる。そこに「陽」のエネルギーを足して気枯れをはらう。かぼちゃを食べることで、これからの健康を願う気持ちが込められている。

それに、かぼちゃ(なんきん、南京)を食べることで、じぶんの身体に運を取り入れる「運食い」もできてしまう。なんだか、めでたい。

※運食い(うんくい、ん食い):「ん」の付く食べ物を食べて、運をじぶんの身体に取り入れようとする習慣

だいだい(橙)を使う地域も

わたしの地元で、冬至に使われるのは だいだい(橙)。

橙は汁をしぼって、正月に食べる真っ赤でめでたい緋のかぶ漬けの材料にする。冬至は、正月の用意をする直前になるから、橙も身近に転がっているものになる。

だから、たぶん。のんびりのんきな性質といわれる地元の人は、おおらかに橙を使っているような気がしている。

香りの強いかんきつ類だし、おひさまの色をしているから、ゆずでなくても まあ、いいか

冬至のころに思うこと

寒い中でも快適に過ごす工夫を取り入れながら、年が改まる期待と緊張と感謝とが心に渦巻いてくる季節だ。

寒さを防ごうと手袋も常備するし、かばんの中に プロポリスののど飴などが入っているのもこの時期から。

空気が乾燥による、のどや肌のようすに心を配り、年末年始の過ごし方を気にしはじめる。

あと10日ほどで、年が改まる。今年の自分を整とんしながら、来年の自分に出会う用意を始める。

「ん」を食べる運食い。 今日は、みかんを食べようかな。
田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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