大嘗宮を見に、秋の皇居通り抜けに行ってきた

毎年、春は桜が見えるように、秋は紅葉眺められるように、皇居の通り抜けをさせてもらえる機会があるのだけれど、この秋は特別。一般公開されている大嘗宮もあわせて見てきた。足元が砂利だったり、坂もあったりするので、歩きやすい靴で行くのがおすすめ。意外と日影の風は寒いから防寒もお忘れなく。

大嘗宮(だいじょうきゅう)とは

本年11月14日(木)及び15日(金),天皇陛下がご即位の後,初めて新穀を皇祖・天神地祇に供えられ,自らも召し上がり,国家・国民のためにその安寧と五穀豊穣などを感謝し祈念された大嘗宮の儀が行われた大嘗宮

大嘗宮一般参観及び令和元年秋季皇居乾通り一般公開について .宮内庁HP

秋にその年の収穫を祝い、次の年も豊かでありますようにと願う儀式・新嘗祭(にいなめさい)が、毎年、皇居で行われている。今年2019年は元号が改まってから初めての秋。その初めての秋に行われる収穫の感謝と翌年の実りを願う新嘗祭のことを大嘗祭(だいじょうさい)という。

大嘗祭の中心的な行事が行われた場所が大嘗宮。この大嘗宮のなかで稲などの実りをお祭りし、神様からのおさがりを食べて、ありがとうを伝え、来年もよろしくおねがいしますと伝える。大切な場所。

(説明はとってもざっくり、簡単に書き換えてある。詳しく知りたい方は日本神話comさんの用語解説がためになる)

大嘗宮を見に行った土曜の午後

定められた入場口から皇居の敷地内へと入り、経路案内に沿って大嘗宮のところへ行く。江戸城の本丸があったあたり(東御苑)に、大きい建物と小さなお社みたいた建物とが40個くらい、まとまって建てられている。

たくさん並ぶなかでふたつだけ、神社で見るような屋根の建物がある。つのが生えていて(千木;ちぎ)、てっぺんに棒(鰹木;かつおぎ)があがっている。このふたつが「悠紀(ゆき)殿」と「主基(すき)殿」 、ふたつをあわせて大嘗宮といわれる。

建物群の屋根の違いを見るのもおもしろい。檜皮葺(ひわだぶき)の建物と板葺き(いたぶき)の建物が混じっている。檜皮葺は、その昔、宮中での位が高い人にしか許されなかった様式だという。神社やお寺で見るように分厚い屋根ではないけれど、数枚重ねられた薄い屋根にもかなり人の手がかかっている。

清らかに神様を迎えるためか、建物に使われているのは塗りの入っていないそのままの木。風がとおると、ほんのりと木の香りが感じられる。色もかおりも、材質も、全てが新しくてうっとりとなった。

大嘗宮を正面から遠景

東御苑が公園として公開されているときは、この芝生の上を歩いたり座ったりできる。さすがに大嘗宮公開で人が多すぎるからか、今回の限定公開の間は芝生は立ち入りできない。

大嘗宮(だいじょうきゅう)の一般公開は12月8日まで

大嘗宮の周りは人だらけ。皇居の乾通り通り抜けよりもぎゅうぎゅうと人がいる。建物のそばにまで近づくなら、縁日のときのようにぎっちりつまった人の行列に並んだ土曜の昼。大嘗宮を近くで見ようと、30分ほど行列に並んだ。公開期間が限られているから、この混雑は仕方がないかもしれない。

大嘗宮の公開は、11月21日(木)から12月8日(日)の18日間、午前9時から午後4時まで(入場は午後3時までなので注意が必要)。 本来は儀式の後にすぐ取り壊されることになっているけれど、その前に一般公開してくれたらしい。

敷地内に建てられていた大嘗宮の説明

秋の皇居を通り抜ける

春と秋、桜や紅葉の時期にあわせて皇居の敷地の一部(乾通り)をとおりぬけさせてもらえる。皇居の通り抜け、春は何度か来たけれど、秋に来たのは初めてかもしれない。

いつもの皇居通り抜けは、乾門へと抜けていくのだけれど、今回は大嘗宮を見学するから途中で東御苑方向へと向かった。

皇居の敷地内は、街の真ん中とは思えない静かな場所。 鳥もたくさんいて、樹の中をぽそぽそとはばたく音が聞こえる。 人が多く歩いているから、鳥の姿はなかなか見ることができなかった。

皇居乾通り一般公開は12月8日まで

秋の皇居通り抜け(皇居乾通り一般公開)は、11月30日(土)から12月8日(日)の9日間、午前9時から 午後3時30分まで(入場は午後3時までなので注意が必要)。

土曜の午後は行列こそないけど人はそこそこ多い

皇居に来るのは朝から午前中だったから、今回のように昼過ぎてきたのは初めて。朝はいるときは開門の1時間前くらいから並び、午前中はいるときは数分ならぶことが多かった。けれど昼に来たならそれほど並ばず、ずるずると人の波にのって入場していくことができた。

でも、次の土日12月7日・8日は通り抜けも大嘗宮公開も最後となる土日、果たして混雑やいかに?

奥の白いテントが入場口(土曜日12時ころ)

アクセス

最寄りの駅はいろいろあるが、東京駅をつかうのがわかりやすいように思う。丸の内中央口から皇居に向けてまっすぐ、地上を歩いていく。すると、皇居手前で警備の方に出会うので、あとはその指示に従うと入場口へと誘導される。

ただ、入場口は二重橋方面にあるので駅から歩く距離を短くしたいなら、JR有楽町駅や東京メトロの桜田門駅(有楽町線)、二重橋前駅で降りるといいかも。

手荷物検査とボディーチェックを受ける

皇居の敷地に入る前には、手荷物検査とボディーチェックが行われる。 入場口のところに白いテントが並び、そこで手荷物検査やボディーチェックを受けた。

手荷物検査は、かばんの口を大きく開いて警備の方にチェックを受ける。水筒をもっているときは、警備の方の目の前でひとくち中身を飲んで見せる。

ボディーチェックは、金属探知機とおもわれる棒で体の表面をぐるりとチェックされる。

手荷物検査とボディーチェックは、あっけないくらい、すぐに終わる。

その他、注意点はこちら▼

  • おすすめは歩きやすい靴で行くこと( 足元が砂利だったり、坂もあったりする)
  • 防寒もお忘れなく( 意外と日影の風は寒い)
  • 時間は余裕をもって(入場口から入って2時間強で皇居の敷地外に出られた)

▽ 令和のはじまりに一般参賀に行った時のお話

田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
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