二十四節季のひとつ。夏至(げし。2019年の夏至は6月22日0時54分とのこと)。
夏至はちょうど、夏の季節の真ん中。
陰陽のシーソーがそれとなく、つりあってみえるとき。
プラスとマイナス。陰と陽。呼吸。 すべての反するものが絶妙にまじりあい 、バランスをとりあうとき。
からだの内と外で、感じているものと体に表れているもの。
こころの奥と表で、見せてないものと行動やことばにしているもの。
両方を、じっくりと。
じぶんの意図するものに沿って確認する頃あいが来ている。
冬から春、そして夏へむけて、昼の長さが長くなっていった。
それは、「陽」のエネルギーが増えていく日々。
育ち、広がり、増える。外へ向かう氣配たち。 身体の内から吸いだされていくように、拡がるようにエネルギーが動いていた。
そして、夏至。
「陽」のエネルギーは最大を迎える。
今回は真夜中の時間帯(午前1時ころ)に、夏至を迎える。
一日の「陰」が強まる時間帯に、その年の「陽」が最も強くなる。その不思議。
夏至を境に、少しずつ。夜が長くなっていく。
外へ向かっていた氣配たちは少しずつ、身体の内へ向かい始まる。次は、じぶんの内を育てるとき、じぶんをみつめるときが来る。 「陰」のエネルギーが強くなってゆく。
エネルギーの向きが、陽から陰へと入れ替わり始まるのが夏至の頃。
アーシングを特にしておきたい時期。
体の中にある余分なぶれやゆらぎを地面にふれることでリセットする。
自然界の感触をおもいだすことで、からだ感覚も自然界のちからを借りて再調整。
はだしになって、地面を歩いてみる。海の水に足をつけてみる。
樹に手で触れてみる。葉っぱと握手する。花をのぞいてみる。
外の空気に触れる。みどりのにおいの中を歩く。
神社へ行く、寺へ行く。
公園を歩く、ベランダから空を見る。
……外にある景色のなかで、じぶんの肉体を自然界に触れさせ、なじませる。
こころの奥は、再確認。
やりたいこと。やること。
ちょっとした気がかり。
楽しさやよろこびの種。
今のしあわせ、感謝。
そんなキーワードから、これから向かうときが浮かんでくる。メモの用意を。そして、ことばで体の感覚をさぐりながら、こころの奥を再確認していく。
夏至は、今あるもの、その先に向かうため。今のかたちをあらためて知るとき。
向き合って、確認して。何が見えるか。次になにが起きてくるか。
どう、動いてみるか。何にあえるか。
先に続くみちの手前に、今、立っている。
次の季節へと歩き始まる、その前にアーシング。
地面をはだしでお散歩。自然界に触れてみる。
自然界の音を聞いてみる、においをかいでみる。いつもは、使わない感覚を意識して使う。
自分を再調整して、次の季節へむかう。