人の心の成長に、季節が関係する理由

どうして季節のはなしをしたり、日本の祝日の説明をしたりしてるのですか。
興味がないわけではないけれど心理学や自分をよりよく成長させるというジャンルとは重ならない気がします。

先日、レターへの返信でご質問をいただいて。そういえば、ちゃんとはなしてなかったなと気づいた。(ご質問、ありがとうございます)

あなたが心理学を学びたい、もっとよく知りたいのは、なんのため?
自分をよりよく成長させて、どうなりたいと思っていますか?

少し、考えてみてくださいね。

わたしの場合。心理学は、よりよく生きるために学びはじめた。
もっと人との関係をよくしたいし、自分の心の動きにも感情にも敏感でいたい。
そして、自分をよりよく成長させたいから。

心の成長(というか、魂の成長)を果たすにつれて、もっと地球を満喫できるんじゃないかと思ってる。今もおもしろいけれど、もっとおもしろいと思えることが増えてきそう。

ここでいう人の(心の)成長とは、自分そのものをどう生きるか。ってこと。

自分自身、自分そのもののエネルギーを
どんな風にこの世に(現実の世界に)照らすのか。
どんな風に、この世界の中で響きあうのか。
それを考え、実践していくこと。

それが「じぶんを生きる」ってことで、「自然体に素直に生きる」ってこと。
(スピリチュアルに生きる。と表現してもいいかもしれない)

で。
そのときのヒントになるのが、季節や日本の祝日です。

季節は、今住んでいる場で感じ取ることのできる宇宙エネルギーの、表現のひとつ。
そして
日本の祝日などは、日本の文化のなかにあるリズム。時の流れの中の句読点。

まずは、季節。

季節の移り変わりは、宇宙の中で地球が動いているから出てくる現象。
わたしたちヒトも、地球で生きてる生きものの1種。

ヒトの視力で、宇宙を眺めてもそれほど多くは見えない。
でも感じ取ることはできている。それでも、人間の持ってる尺度だけでは世界を感じきることは難しい。

ヒトとは異なる感度センサーをもつ植物たち、ヒトとは異なる暮らしを持ってる動物たち。ヒトとは異なる時間の長さを知ってる岩石たち。
それぞれが、それぞれの感覚で宇宙を感じ、この現実の環境を構成している。

そのようすを、五感以上の気配で感じることで、宇宙を感じてるのが、わたしたち人間。ヒト。

また。ヒトは生きものの1種でもある。

春が来て、夏になり、秋が来て、冬となる。そして、次の春へ。
巡る季節によって、ヒトの身体が感じているものは変わる。
その身体の感じ方の違いで、湧きやすい気分や感情が違ってくる。

だから、ヒトの心の成長のために。季節の変化を意識することは大切。

季節の変化を意識するのは、まるで天気予報を確認するのに似てる。

天気予報を確認して、行動を選ぶと早めの対処ができるでしょう?
それと同じ。

毎日、傘を持ち歩くのは荷物が重くなるけれど、雨が降る予報をみたら傘を持って出る。とか
畑に水をまく作業予定があるとして、雨が降る予報なら「水をまく」作業がひとつ、減らせる。とか
あした、霜が降りると天気予報が出たならば、霜で野菜が凍らないように、前の日のうちにカバーをかけてやる。とか

予報を知ることで、前もっての用意ができるようになる。

季節と人の心も、そんなかんじ。

春が来るから、イライラ、ソワソワ、しやすいよ。
だから、怒りんぼになりやすいから、その怒りをどう使うか、かんがえよう。とか
ソワソワが出やすいなら、自分の「好き」を探しやすいかも。とか

季節を知っておけば、事前に手が打てる。不必要に悩まなくていい。自分のおもうところへエネルギーをかけやすくなる。

そして、日本の祝祭日。節供などの季節行事のはなしは、日本の持ってるリズムを感じ取るためにしてる。身体の、血のなかに残ってるリズムを感じ取るため。

どの文化圏の中にも、特有のリズムをもっている。
そのリズムは、言語からきているものかもしれないし、気候風土的なものかもしれない。
日本という文化圏の中で響きあうには、その日本の文化の中にあるリズムを感じる必要がある。

(だから、もし。今、住んでいるのがアメリカならばアメリカでの祝祭日を。イギリスならばイギリスでの祝祭日を意識して過ごすことも必要だと考えてる)

今、現代まで残り伝わっている、季節ごとに伝わる行事やおまつりは、それぞれの文化圏の中で宇宙のエネルギー(星の動き)と人の暮らし(地上の動き)をつなぐために続いてきた型(かた)。

日本のおまつりの型の中には、古くから日本に住む人が伝えてきた想いのかけらが残っている。

季節ごとに伝わる行事(おまつり)に関わることは、じぶんのルーツ。根っこと向き合う時間。身体や血に残るものを、あらためてみつめるとき。

と、まあ。こんな理由で。人の心の成長に、季節が関係するのです。

だから、おまつりや祝祭日、季節の気候などなどを。
自分自身や周りの方との関わり、環境との関わりを見直すきっかけにしてみてくださいね。

自分はどんな風に思ってるかな。
どんな感じがしてるだろう。
これをきっかけに、何を変えようか。
何を思い出したかな。

そんな風にやっていくと、生きてる流れの中で外と呼応していくリズムが生まれます。
(自分自身の内側にも、「じぶん」って存在のリズム(バイオリズム)があるのだけど、それはまた別の機会に)

暮らしの、日常がだらっと通り過ぎやすいから、何かしらの区切りを意図して持つことは大切。

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それでは、またね
田村洋子でした。

田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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