ミニ講座を行うその会場に「花かご」の用意があったなら、参加された方は「きれいね」とにっこりできるかもしれない。だから、花かごを用意しようか。
そう思って、花かごを用意しようと商店街を花屋へ向かっている途中。八百屋の店頭に、すっと目が止まった。
台湾産のパイナップル。
そういえば「台湾のパイナップルを食べたいと思っていた」と、パイナップルを見て思い出した。
ほくほくと、パイナップルを買って講座会場へと向かうわたしの頭からは、すっかり花かごのことは抜け落ちて。後になって「わたしは『花より団子』だから」と、机の上にパイナップルを飾ってみた。
せっかく飾ったパイナップルは、オンライン講座の画面の中には映りこまず。会場に来てくださった方の目に、ちと留まっただけで終わる。
その後。パイナップルをもぐもぐ、食べながら思い出していたのは
夢やライフワークのかなえ方のこと。
夢やライフワークは、それがかなったときのことをできるだけ具体的に思い浮かべて、そのあと、忘れてしまうくらいでちょうどいい。といわれる。
できるだけ具体的に、とは。
夢やライフワークなど、自分が願うもの、かなえようとしているものが自分の身に起きている、現実のものになった時。その時の情景(感じていることも、目に映る景色も)を映画のように、あるいは、現実にもう起きているかのように、詳しくリアルに。といった意味。
そして、それほどに詳しくリアルに思い浮かべたものを、いったん、忘れてしまう。
忘れてしまうのは、その夢やライフワークに今の自分がしがみついてしまわないように。成長していった未来の自分の中に納まるエネルギーの大きさに、育てていくためでもある。
しがみつくと、どうしても今、そのときの自分自身の思い込みや考えすぎが入ってくるから。「今」のエネルギーにあわせると、自由であったはずの夢やライフワークが、こぢんまりとして、未来に居る自分にとってはエネルギー的に窮屈になってくるから。
今は忘れてしまっていても、身体の感覚や心の奥底の部分で、ちゃんと。その夢やライフワークを願った事実は記録されてある。
だから、
その夢やライフワークに関係するモノコトが目の前に出てきた時に、思い出すことができる。
なぜか、わからないけれど目に留まる。
ふと、やってみたくなる。
妙に気になる。
そわそわと、身体の中で動きが起きる。
いろいろな方法で、かつて忘れてしまったはずの夢やライフワークを「ふと」思い出すことになる。
思い出せるかどうかは、どれだけ自分が繰り返し、その夢にあこがれたか。具体的にしたいと願ったか。かなえようと考えたか。
そして、思い出した瞬間の。そのときのタイミングと、自分自身の行動に向かう心の準備ができているか。
*
そして皆既月食を見たくて空を見あげた時。南十字星を見たいと思っていた時のことを思い出した。
ずっと、まるごと全体を見たいと思ってた南十字星を、バリ島にてみることできました。水平線から程よくあがってる位置に見えた南十字星はくっきりと十字の形。
(略)
「南十字星がみたい」
ふと、そう思ってたこと思い出せ、星空アプリも頼りにしつつ星空をながめ無事、見えた。願ったことは、覚えてなくてもなにかのときに、ふと出てくるもの。
2017.5.21のfacebook投稿より
願いをあきらめず一度、くっきりと持っておけば今回みたいに。ふっと力抜けたままに行動できるのか。
夢やライフワークや。自分がかなえたいもの、願っていたことは。
一度、はっきり具体的に。自分の内側で準備ができてあれば、忘れていても思い出せる。
思い出したときに、力むことなく自然に行動に移せる。
*
それならば今。
自分が願う、あんなことやこんなこと。
じっくりしっかり。夢を見て。かなったときの、その内に起こる感覚を身体の中で記録してあれば。
また目の前の現実で、それが出てきた時に、ちゃっと行動に移すことができる。
だから。しっかり。夢もライフワークも願っておこう。リアルに感じるほどに、想像しておこう。
体感もつかって、記憶しておこう。
……そして、忘れてしまっていたっていい。
目の前に、現れたその時に。やりたい!ことの何手先までイメージができるか。
それが、かなうかどうか、現実のものになるかどうかの、分かれ道だと思う。
その前に、想像をリアルにできてあれば、先の先までイメージしやすくなる。
だから、動きやすい。かなっていく。
ということで、また。
お告げ師でカウンセラー田村洋子でした。
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