世界の中心で、思いっきり「嫌なんじゃー」と叫べるように。
……とはじまった、姉弟子さんたちの交換日記に「乱入したい」と言ってみた。
で、OKもらって。宙に浮いてたバトンを拾ったものの、まあ、これが。書きづらいったりゃありゃしない。
だって、あれですよ。
サトヒさんは、長文&心理的な解説までできるのに、ゆかいに笑える文章書ける人。
マミコさんは、癒しな妄想炸裂で、たのしく読めてふむふむな文章書ける人。
ほいっとバトン回してくれた春野さんも、明るく考えられる文章書く人。
ここに、じっとりじめじめや薄い色合いな私が入れる余地がない(泣)
はい、さてな。
気を取り直して、書いてみよう。
【嫌だと言いたいものを嫌だと言いたい!】
サトヒさんは言いました。
嫌だとか、嫌いとか、苦手とか、NOとか。
いつも言えずに飲み込んで、なんとなく違和感を感じつつも、イイ子ぶってその気持ちを抑圧し、最初から無かったことにして、その違和感がいつしか我慢できないところまで膨らんで爆発する、というのが私の常套手段であります。
サトヒさんの「世界の中心で嫌だと叫ぶ」より
「言えずに飲み込んで」ということは、嫌だとわかってるということ。
嫌だったと気づくまでに、恐竜並みに時間がかかる私。あのとき、嫌だったとわかるまでに半年かかることもある。
「自分は、周りからずれている」という自己認識を持っている私は、自分の感情すら判断の対象。「普通に生きるためのルールブック」を確認してから、発言しようとしてる。
もしや、これが「いい子マニュアル」なのか?!
じゃあ、そのマニュアルを取っ払って。わたしが何を嫌っているか考えてみよう。考えてみよう、かんがえてみよう、かんがえて……うがー!思いつかない。
嫌だと、いえない
いざ、嫌ってることを書いてみようと思ったら、書けない。
頭、まっしろ。
好きなものなら、いくらでも書けるのにな。
わたしのあたまには「嫌い」自動消去機能でもついているのではなかろうか。頭に思い浮かぶ前に、根本からカットしてしまう機能。
そして、助けを求めてサトヒさんが書きだした嫌いなものをながめる。嫌いなもの、いくつかかぶってる、こんな風に書くのか。
おまみーぬさんの書いたブログも熟読。こちらでは、嫌いなものを種類別に書いてある。ふむふむ。
春野さん、嫌いなものをくっきりわかってるって素敵だと思うよ。
◆わたしの嫌いなもの
そして、えいや!っと書き出してみた、わたしの嫌いなもの。
- 香水や柔軟剤のにおい(体に合わない)
- 電車のつり革の手触り(脂っぽいと、無理)
- 高い場所にたつこと(仕事だったら平気だけど、オフの時は無理)
- 人が多すぎる空間(集中がしづらくて目が回る)
- 大きな音が多すぎる場所(一定量を越した瞬間、目が回って意識が遠のく)
- 「普通なら、こうするでしょう」と他人に言われること(普通がわからないから苦労してます)
- おとなしく、ここでじっとしてください(無理、歩き回りたい)
- 周りにあわせて行動すること(テンポがあわないと、お互いにイライラすると思う)
- 指示を待つこと(待つくらいなら、自分で決めさせて欲しい)
- 感情派と理論派の対立で板挟みになりがちな自分(どちらの言い分もわかる気がして、通訳しようとしてしまうから。どちらからもうとまれる、切ない)
- 声と気配、表情が一致しない人間(違和感が多いとどれをよんでいいかわからなくなるから)
- 生理的に苦手な匂いがする人(人間のにおいについて好き嫌いが激しい)
- 手触りが気持ち悪いもの(触れた瞬間、心がひゅっと荒れる感覚が苦手)
- 顎の大きな昆虫(大型のトンボは、あの節がどうにも)
- アセスルファムK(人工甘味料で特に苦手。口がムニムニする)
- カビのにおいはかなり敏感。苦手。
- 知らないことが多すぎるとき(たくさん知っておきたい。わかりたい)
……書き出すのに2日間かけて、ようやく書き出した。それなのに「だから、何?」みたいなリストが出来上がった。
これだけ「嫌い」を書きづらいなら「お恨み帳」をなかなか書けない自分にも、納得。
嫌いなものの傾向は(わたしの場合)
せっかく書き出したから、自分の「嫌い」の傾向をみてみる。
嗅覚、触覚、気配の混乱を苦手にしているみたい。
そして、自分勝手に動きたいんだな、私。
ちょっと、納得。
自分が嫌だと思ってるものを知ると、自分のことも分かってくるのね。
こんな機会なければなかなか考えなかった。
嫌いなもの、考えてみたら。自分の「心地よい」「好き」がくっきりしてきた。
ありがとうございました。
そして、くすっとオチ?
そして、口直しならぬ、頭直し。
最後に、くすっと笑ってほんのりしたのが、おまみーぬさんとサトヒさんの悪口のやり取り。
お互いに思いつく悪口を言い合おう!とやり取りしたんだけど…
サトヒ「くそが」
マミコ「蚊に刺されろ」
サトヒ「ヌーの大群にひかれろ」やめてーー。
マミコさんの「世界の中心で嫌だと叫ぶ」より
ヌーの大群って、ジワるよねーー。
ヌーの大群。想像して、頭はおはなばたけ。
どこにいったら会えるのか、どうすれば大群にひかれることができるのか。
それより、なにより。
なぜ、ヌー??
蚊に刺されろ、にも笑う。夏にしか効きそうにない脅し文句。
最後にくすっとわらって、すっきり。
これから、サトヒさんとマミコさんの交換日記は、あれこれ続いていくことでしょう。そんな風にお互い、やりとりできる相手がいるのは素敵なこと。これから、楽しみに読んでます。
(オチがなかった。あはははは)
今回の交換日記・リレーブログに参加していたみなさまのブログを読むなら、こちらから……
▼「嫌い」については、ときどき、考えているみたい