いつもと違う道を、たまには通ってみようかと。
角をひとつ、早めに曲がった。
先日まで、雨が降り続いている間は気づかなかった、つるの間にぽわっと花が開いていた。それも、たくさん。いくつも、いくつも。
雨の間は、咲くのを待っていたのかな。
晴れたから、いっせいに、太陽に向かって開いたのかもしれない。
雨の間は、じっと待っているのが自然界での、この花の姿だとして。
人の姿も、この花に似ているかもしれないと思う。
「雨の間」は、じっとして次に太陽を見る時を待つ。
いつでも、花咲くことができるように準備しながら、じっと待っている。
人にとっての「雨の間」は、気持が重かったり、涙が出そうだったりする時間。暗い気持ちのなかで、どうしようかとくるくる考えているような時。
そんなときは、じっと時が来るのを待つ。タイミングを待つ。
次に「どうぞ」と目の前でドアが開いたら、しゅるっとその中へ進んでいけるように。心と身体を整えながら、準備しながら、待っておく。
タイミングが来たら、そのとき。次から次へと咲く。
だから、今の自分をみつめて、重かったりしんどかったりするときも。その先には、軽くて心地よいものが待っているから、大丈夫。
大丈夫だと安心したら、力が抜ける。その、抜けた力を、ほんらいの位置へと注ぎながら、時期を待つ。
そう思ってみたら、不安や重い気分は自分のエネルギーの貯蔵庫かもしれない。自分のエネルギーを貯めるために重い気分を作り、解放すべきときにあわせて気分の重さが消えて、エネルギーとなって自らを開いていく。
開くのが先なのか、重さが消えるのが先なのか。
それは、わからないけど。
不安の重さは、解放されたら軽くなり、いずれ感じなくなる。
だから、たくさん咲いているこの花たちも重さを感じない。ぽわっとして軽やかに見える。光の中へ、開いて伸びる。
*
寄り道の途中で見た花たちの姿を、Instagramにのこした。
写真を加工しているうちに、「不安の重さはエネルギーの貯蔵だ」と思っていた以上に、時間のことが気になって来た。
「時は有限」だから、自分で道を選んでみてはどうよ?
時は、命のリズム。
命のリズムのなかで、人は心を感じる。
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