にんまりと。鏡を見て笑ってみる。どうにも、右側のほおが上がりづらい。ときおり右目の下あたりでびくびくと筋肉が意図せず動く。けいれんが起きている。鏡の中の私と目を合わせる。そろそろ、行くときが来た。
そして身体のメンテナンスをうけに出かけた。 いつも施術をお願いしている原田さんのところへ行った。
「右の顔がぴくぴくするんです。仮面が張り付いてとれないようなイメージなんです」と泣きついた。
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顔の右側がほとんど動けていないらしい。同じようにほおを上げたつもりでも、鏡の中の私はにやりと半分しか笑っていない。うつ病で顔が動かなくなった時、そういえばこんな風な顔になっていたな。麻痺が少しずつ顔に広がって、その後、肩から腹にかけての痛みを持っていたことを思い出す。
早めに気づいて、メンテナンス受けに来ておいてよかった。
顔の右側がこわばっているのは、上半身は左側使い過ぎだって。下半身は右ががんばり過ぎていて、左が必死についていこうとしているという。
身体と心がつながっているとして、このことを読みといてみる。
世間に対して見せたいものは、まだ準備中。見せたい形がまだ整えられていないのに、早く見せたいと心があせり過ぎている。けれど、やるべきことはわかっているから、どんどんとわたしは先に進もうと行動してみる。その早さに、わたしの心はついていけない。
要するに、慌てすぎているわたしが身体に出ていたかもしれないってこと。やりたいこと、作りたいことが頭の中を渦巻いていて、とにかくやりたいと見切り発車して焦っている感じ。
確かに、そんな風。
脚のストレッチして腰や股関節を整え、足首をはめる。腕や肩をそろえて、首の詰まりを伸ばしていく。ああすっきりした。
今月は「自分でやりたい」気持ちが強すぎたから、この身体のこわばりになったかもしれないと話をする。
〇〇しなきゃで動きすぎてるかもしれない。 あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、そればかりになると、外に見せたいものと自分の心の足並みがそろいづらくなる。たまには、好きなことしかしない(嫌なことは何ひとつやらない)日をつくって、身体と心の足並みをそろえてみよう。
身体に出てきた心の様子。身体のメンテナンスを受けながら、心のうごきを妄想するのはたのしい時間になった。次はどんな身体になっていて、心のうごきをどんな風に振り返るだろう。
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施術を受けて、半分こわばっていた顔面も動けるようになってきた。びくびくする筋肉が元のようにおとなしくなったから、あとは顔もの筋肉もトレーニングのために体操をする。表情をつくれるように、鏡を見ながら、ほおを上げたり口を動かしたりしていこう。あと1週間もすれば違和感なく顔が動けるようになる、はず。
寒くなって、どうしても座る時間が増えてしまうから、こまめに脚の裏をのばすストレッチもこまめにしてみようか。お休みも、真剣に休もう。頑張って(?)休もう。
▼ 一応、なんにもしない日もあったけど。真剣なお休みが少なすぎるのかもしれない
▼張り切り過ぎているみたいだから気をつけて、と言われてた前回のメンテナンス(すっかり忘れてた)