今年こそは!をかなえるために。振り返り方を変えてみよう

「今年こそは!」

その言葉を、何度口にしてきただろう。
わたしも毎年、新しいカレンダーを見て、手帳を新調するたびにうきうきと目標を書き込んで。
でも、2月になると「あれ?」って感じになって。
3月には「やっぱり無理かな……」なんて思ってた。

きっと、みなさんにも似たような経験があるのではないでしょうか?
1月のSNSには「今年の目標」「新しい習慣はじめました!」という投稿がたくさん。
その下には「わたしも!」「がんばろう!」というコメントの数々。

そう、みんな変わりたいと思っているんです。(わたしも含めて)

でも、その変わりたい気持ちを、どう持続させていけばいいの?
それを、一緒に考えてみましょう。

変わりたい気持ちを妨げるもの

ことしみなさんはどんな目標や習慣をスタートさせましたか?
そして、スタートさせてからの半月を振り返る時間を取れていますか?

新しいことを始めるって、最初の数日から1か月くらいが本当に大変ですよね。
張り切りすぎて疲れたり、「私にはできないかも……」って自信をなくしてしまったり。これって、みんなが経験することだから、仕方ない。

変化を怖がるのは、脳の自然な防衛本能でホメオスタシス(恒常性)のはたらきによるもの。「変わらないことこそ、安全安心」と、変わることを不安に感じさせる仕組みを、ヒトは持っている。でも、変わりたい意欲が出たから、変わろうとしてるんだよね。だから、うんしょ!って変わっていこう。

変わり続けるために、振り返る

3つの視点で振り返ってみよう

変わるためには、変わるぞ!っとはじめた最初の時期にする振り返りが、とても大切!ということで、わたし自身。今年のスタートについて振り返ってみたので、そのときの視点をまとめた。

視点は3つ。それを順番にしてみる。
「うまくいったこと」「改善点」「次週への活かし方」。それが、振り返りのコツ。

うまくいったことの確認

まず、最初に注目したいのは「うまくいったこと」。

ついつい「あ~、これできなかった」「もっとちゃんとやればよかった」って後悔しがちになるのが、わたしたち、ヒト。

だからこそ、まずは「よかったこと」「できたこと」を見つけることからはじめる。ポジティブな成功体験をしっかり確認し、ちょっとでも出来た!って自分がいたんだと自覚するのが大事。

例えば、今年こそ朝5時に起きて、朝活をするという目標を立てていた先日のお客さまが落ち込んでいたのは、「朝5時に起きられなかった」から。でも、よく話を聞いてみると、以前より30分早く起きられるようになっていた。
「ということは、朝のゆとり時間が30分できたことになりますよね」とわたしがいうと、はっとした顔になり、ふわりと笑ったのが印象に残ってる。

もう少し細かいことでも、いいと思う。「朝の5分、本をちょっと開けた」「次に読む本を選べた」「昼休みに少し散歩して、気分転換になった(ら、午後、うまくいった)」という一歩一歩の前進を、自分で確認できたなら、それが次の1週間を進む原動力になる。自分が、何にエネルギーをかけたくて、どれくらいのエネルギーをそこに向けられるのかがイメージしやすくなる。

なので、新しい習慣を取り入れたことで「気持ちが前向きになった」「時間管理がスムーズになった」という小さな変化があれば、それは大成功。
「これをやってよかった!」と思うポイントを書き出しておく。

こうして、小さな変化にも目を向けると、ここからも続けるぞ!と継続への自信が育つ。

「あなたが、今日、よかった!と思った出来事を3つ、書きだしてください」

これは、個人セッションでよく宿題で出すワーク。その日の出来事を3つ書き出してもらうのだけれども、「よかったこと」にしぼって、書き出してもらうのだ。ヒトの脳は、とても優秀な検索システムを持っていて、「よかったことをみつけて!」と検索依頼すると、「よかったこと」を何としてでもみつけるんだ!として拾い出してくれる。

なので。「今日、よかった!と思った出来事を3つ」書き出すことを続けると、よいことをみつけだすのが上手になってくる。最初は「特に何もない」と言っていた方も、「こんなことがあった」「あ、これもそうかも」と、よかったなと思ったポジティブな発見が次々と浮かんでくる。
そして、自分自身の表の意識と心の奥(潜在意識)をつなぐシステムが強化されてくるので、感じる力も開花し始める。

改善点をみつける

次に、改善が必要なポイントを冷静にみる。

たとえば、「夜遅くまでスマホを見てしまって、早起きの習慣が続けられなかった」と気づいたら、「スマホの使用時間を短くする工夫」を次週の課題にします。

ここで大事なのは、改善=失敗ではないということ。改善が必要だと思うものがみつかるのは、自分がへぼいからではなくて、成長したい意欲の表れ。だから、改善点を見つけることで自分をいじめるのではなく、自分をのびのびと育てる。
改善点が見つかるのは、1週間行動した証拠。「もっとこうすれば良くなる!」と前向きにとらえる。

改善点を洗い出すときには、「なぜそうなったか」の原因を探ることもポイントです。ただ「できなかった」と思うのではなく、「時間の配分を誤った」「疲れすぎていた」など背景を考えると、解決策が見えてくる。

例えば、わたし。今年こそ、「書く」をもっとやっていくぞ!と思ってるのに、手帳に書けないのが今週の反省ポイントだった。
なぜ、手帳に書けなかったの?とわたし自身に確認したら、「きちんと書かなきゃ」という思いが強すぎて、かえって続かなくなっていたようす。でも、それに気づいたから来週からは「まずは、思いつきメモを手帳に書くだけでも」と方針を変更。(思いつきメモは毎日、ノートに書いているから)
そうすれば、たぶん、手帳を使うのも習慣になる。

あしたから、次週への活かし方

最後に。次の1週間でをどうするかを考えてみる。
これは「続けるための工夫」と「軌道修正をどうするか」を考え、決める段階。

うまくいったところはそのまま、続けつつ、改善点をどうするかについての具体的な行動を決めてやる。たとえば、「朝の時間を増やしたいけど、朝5時には起きられなかった」と思ったら、「夜30分早く寝る」か「夜、寝る前にリラックスタイムをつくる」などの具体的な行動を目標にしてみる。
(たとえば、わたしの「手帳に書く」ならば、「夜寝る前に、机の上に手帳を開いて、ペンをのせておく」のが次の目標)

重要なのは、完璧を目指さないこと。「まずは試してみる」くらいの気持ちで大丈夫。1週間単位で、ちまちまと、小さく調整していくことで、いつの間にか習慣にできるはず。

続けられない……と思う前に

「続けられない…」って思ってしまう前に、まずは振り返ってみませんか?

完璧な習慣づくりなんて、誰にもできないと思う。何かをはじめたときは、みんな「赤ちゃん」。何もできないような、たよりないような、でもエネルギーには満ちてて……そんな風。
そこから、ちょっとずつ成長していくんだけれども、つまづいたり、こけたり、笑ったりジャンプしたりしながら、大人になる、みたいなもの。

だから、小さな一歩を認めて、ちょっとずつ改善して、また一歩前に進む。
その繰り返しが、気づいたら大きな変化になっている!

なので、ゆっくりと時間をとると決めた、そのときに。お気に入りの場所でお気に入りの飲み物を用意して、振り返りの時間を作ってみませんか?
きっと、あなたの中に、たくさんの「できた!」が眠っているから。

その小さな発見が、きっと来週への元気の種になってくれる、はず。

それでは、またね
田村洋子でした

※今週の振り返りシート:チェックリスト、つくってみました

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田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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