身近過ぎるとうっかり忘れる恋や愛。愛で方は選べる

とある、人が言いました。
「とっても、酔っ払ってしまった夜に。ふと、その人の声を聴きたくなる。会いたくなる人が、恋しい相手だ」と。

そのことばに、深くうなづいた。
たぶん恋は、そんな形。

頭の中に、その人が住み着いていて、何につけても顔を出す。ふと気がついたら、その人のことを考えてしまっている。

これ、おいしいんじゃない?
もぐもぐ、ごはんを食べて、にっこりしたときに思い出す、あの人。
これ、あの人にも食べてもらいたいな。食べたら、あの人はなんていうだろう。おいしいから、あの人にも分けてあげたい。

すっごく、きれいな景色を見たの。
今度、あの人にも。この景色を見せてあげたい。一緒に見てみたい。

夜、遅く。眠る前に、ふと顔や声を思い出して会いたくなったり、触れたくなったり。そばに行きたいな、そばに居たいなと思う。

恋は、そんな形なのではないか。

そう思うと、身近にずっとあるものに対して「恋」は持ちづらい。
わざわざ、思い出すまでもなく、こころのすぐ近くに(すぐ連絡取れる場所に)相手(パートナー)がいるから。

一緒に過ごすうちにパートナーは日常の風景になる。
日常で見つけた感情が動いた喜びも、わざわざ口にするほどのものではないように思えてくる。ふとみつけたものも、日常の中に埋もれて見えづらくなっていく。

それに、「家族としてのまなざし」ラベルもできてくる。ふと相手を思い出したとしても、それは家族だから当たり前だと自分で思ってしまう。
(家族だからといって、全てのことを共有したくなるわけではないのに!)

酔っ払った夜に、ふと声を聴きたくなる。
今、なにをしてるかなと思い浮かべる。……その人が「夫」だったとして。

家族のことを思い出すのは当たり前で。こころが弾むようにも思えないから、「夫」に恋をしてはいない、愛も感じてないように思う。と決めるのは簡単だけれど。

恋の殿堂入りみたいな位置づけで、今も「夫」に恋が続いているのかもしれない。学生や若い頃みたいな、どきどきはらはらな恋じゃなくて、色合いの違う恋がパートナーとの間に在るとしたら?

そう思えたら、あらためて家族・パートナーに恋ができる。
これまでとは違う形で恋ができる。

同じ相手に、何度でも恋ができたら。それはとてもしあわせなことかもしれない。

でも、日常や長く続いてきた安心のなかに、恋や愛はうまってしまいがち。
日常で恋や愛を出し続けていくのは恥ずかしかったり、暮らしの中で埋まってしまったり。恋する気持ちを、あえて出さなくなってしまう。

また、いつも目に触れているものは、そこにあるのが当たり前になってきて、うっかり感情に入れるのを忘れる。忘れた時間が長くなってくると、そこに「無い」気になって探しに出ることになる。日常の外に「恋」をみつけにいってしまう。

でも、そのときに。
自分のしあわせの形の中で「恋」は必需品か?
「恋」の位置づけを考えることも大切。

自分自身がどんな恋をしていきたいか。
これからの自分が、どんな幸せを生きたいか。

何が自分にとって必要なモノコトで。わたしは、何をそばに置きたいか。何を愛でていきたいか。何を愛したいか。

それを思った上で。未来に居る自分が、より幸せでいられる「恋」を味わえたらいいな。もしかしたら、幸せな自分は「恋」を必要としていないかもしれないし。

そうしたら、夫への恋もあり、恋人への恋もあり。
いろいろ、雰囲気の違う恋があって。それぞれに異なる香りを持ったスパイスがある。何を育てたいかは、自分で決める。

ひとつの恋を育てて、殿堂入りさせるのもきっとしあわせ。
いろんな恋を、きらきら育てめでるのもたぶんしあわせ。

もしかしたら、ひとつの恋を育てている時期もあれば、複数の恋を育ててる時期もあるかもしれない。
自分の在り方もひとつだけに決めつけてしまう必要なくて。その時々に揺れ動いているから……自分の気持ちが、どうありたいかだけを、自分で知っておく。そうすれば、きっと。苦しくても楽しくても、恋は素敵なものになると、わたしはおもったのでした。

○○○

ガラスの靴が飾られてあるのを、みつけた。靴を見て、シンデレラのおはなしを思い出した。

あのガラスの靴を履けたのがシンデレラひとりだった。でも、その靴を履ける人が他にもいたら、王子さまはどうしただろう。どうやって、ただひとりを選んだのだろうか。
……シンデレラのはなしを読むたび、そこが気になって仕方がない。

***

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田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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