毎日、同じ24時間がすぎるけれども、全く同じ1日はない。ひとつとして同じにはならない毎日を、365日分重ねて重ねて、今年が作られる。ふとした瞬間も、周りに漂う空気も、そこから感じ取る気配も。すべてを感じる自分がいて、今年の自分が出来上がった。
そして迎えた大晦日。2023年最後の日。
ふと湧いて出たものを忘れぬように。音声入力機能を立ち上げて、バラバラとはなしてメモをした。ふと湧いて出た時の気配まるごと、ことばに乗せて届けられるよな気がして。移動の途中、乗り換えの時に。カフェでふと思いつき、注文していたコーヒーが届く前に、ひそひそと音声入力した。
スマホの音声入力機能もマイクも、性能がとってもよろし。
さて続きを入力しようかなと画面をみたら、店員さんとのやりとりまで文字になってて、くすっと笑いおさめ。
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そんなこんなで、このメモは無事、ニュースレターの記事となり
「⚫︎心の大そうじと大祓」のタイトルで、昨夜配信。
*
新年を迎える前に、今年を振り返ること。
それは、 大そうじに似てると、わたしは思ってます 。
大そうじは、自分の身の回りを振り返り、清め
身の回りの「場、環境」を整えるもの。
つまり、 見えている世界を、整えるのが大そうじ。
一方で、 今年を振り返ることは、 見えない世界を整えることにつながる。 今年をすきっと納めるには、整えてからがよき。
なぜ、年末に今年を振り返るのか。
それは、その年齢の「自分」が大晦日で終わるから。 そして初日の出とともに、 次の年齢の自分として生まれなおします。
/*戦前までのわたしたちは、
誕生日ではなくて、全員がお正月に1つ、歳をとってきました。
数え年の考え方です*/
生まれる前に、終わりのしたく。 納めどき。
それが今年の振り返り(と大祓)。
今年を振り返って、心のこりは大祓でさっぱりと清めて 心機一転。新年を迎えて、新たな自分を生きなおす。
そんなタイミングがこの年末年始。
今年は、どんな年でしたか?
振り返ってみます。長らながらと振り返るより、印象的なものことを、ぱっと振り返ってみるには、この問いかけを使ってみるのがわかりやすい。
今年を、漢字一文字で表すとしたら、なんという文字で表しましょうか。
(あなたもやってみてくださいまし。どんな一文字で今年を表してみる?)
わたしは、今年を振り返って「惑」としました。
あれもやってみたい、これもいいな。
これでいこうか、それとも他のほうがよい?
などなど、
たくさん迷う機会があったから。
迷う機会がたくさんあったということは 、選ぶ機会がそれほど、たくさんあったということで 。
「これで、わたしは大丈夫?」「どっちが、未来のわたしへ近づけそう?」
そんな風に、自分と対話しながら進んできた 。
その機会の多さが「惑」につながったように思います。
*
今年の振り返りをして、 どんな感情が湧いたとしても、大丈夫!
あえてポジティブに前向きな感じをつくらなくていい。ネガティブ重い感じにがっかりしなくていい。
ただ、今。今年を振り返っていた自分が、そういう気分になったというだけのこと。
心地よいものも、そうでないものも
「今年は、そういった感じだったのね」と受け止める。それだけ。
どんな気分を感じていても、大晦日の大祓やお正月の音曲でさっぱりと清められる。
除夜の鐘の音を聞きながら
自分自身の鼓動を感じながら
新しい年の気配が濃くなるようすを感じるうちに心機一転できる。
そして迎える、2024年はどんな年になるでしょう。
どんな年にしたいでしょう。
(わたしは、今からうきうきしてる。なんか、たのしい)
お正月三が日ころまでは特に。多くの方々が「今年も〜でありますように」と願いをかける日。
今年を感じ取ったり、今年の流れを作り出そうとする気配たちが、満ちて流れてる。ぐるんとエネルギーが動いている時期。
なので、この三が日あたりまでの「ふと、なんとなく」は、2024年を過ごすヒントにもつながりそう。
ご自身の内側に落ちてくる「ふと、なんとなく」のことばをみつけやすくするために。
心も大そうじ。
*
今年2023年を振り返りつつ、来年をどないな年にしようかな、どんな来年になる予感があるかな。
今の鼓動を感じつつ、イメージする。
自分の感じてる気配は、外の世界へもこぼれ出る。
外の世界から感じ取った気配たちは、自分のもつ気分にもしみてくる。
外も、内も
どんな気配で満たしたいか。
選んで選んで、気分をつくる。
……というか。気分をつくるのではなく。
ふっと、今、感じてるものが、自分にとってのよりよきものBESTであると信頼する。
自分の内と、外の世界とで、ほどよき位置を探る。
今年の、わたしは。今のわたしは。どんな気分で過ごしてるかな?
その気分は、わたしの未来にももっておきたい気分かな。
そんなこと、探りながら、未来へ連れていく気分を選ぶ大晦日。
みなさま 本年もありがとうございました
来年もまたどうぞ よろしくおねがいします
田村洋子
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