気分は、身体の調子でもできあがる

最近、イラッとすることが減った(ような気がする)。瞬間蒸発器といわれるくらいに、瞬間的にどかんと破裂するように怒っていたわたしも、今は昔。いろんなことに理不尽さを感じ、怒りの種をみつけていた、かつてのわたしはもうなりを潜めているらしいと、安心してた。

そうしたら、久しぶりに出てきた、イラッとした感覚たち。

そのイラッとは身体の調子から来ていたもので、後付けの心の理由からじゃなかったよっておはなしを。

仲の良い、友人がいる。姉妹のように遠慮なく、お互いにずけずけとモノを言う。半年から1年の間に1度。ぽつんぽつんと間をあけて、会っては近況報告をする。

で、先日も久しぶりに会っておしゃべり。

そうしたら、いつもだったら何でもないことのはずなのにイラッと来た。しかも、そのイラッとは、イライラと続くいらだちに育ちそうな気配がした。

それを感じて、「?」となった。

おかしい。変だ。
これくらいのことで、イラッとするものでもない。……はずなんだけどな。

そういえば、今朝からわたしはおかしかった。

いつも、ベッドの中でにぎりしめてる布団が下に落ちていたから、とイラッとし。
朝、食べようとだいじにしまっていた豆ごはんを夫に(勝手に!)食べられてしまった、とイラッとし。
着たかった服の洗濯が終えられていないことに、イラッとし。

イラッとするための理由を、こまごまと探し続けていたかもしれない。その小さなイラッとが積み重なって、今、イライラに進化させようとしているような感覚があるなと思い出した。

今。友人に対して感じた気分が、なんか変だと思うのも、あっているかもしれない。姉妹くらい遠慮なくことばを飾らずやりとりしてるのだから、これくらいのはなしぶりでイラッとくるわけがない。

どうも、わたしは。怒っていい正当な理由を、必死になって探しているような気がする。

そうわかると、しゅうっと気分が落ち着いてきた。今の、そのままのようすを伝えた。

「ごめん。今日は、気分が荒れてるみたい。早めに帰るわ」
「そう。また連絡するね。ありがとう」
「ありがとう。次は、そっちの駅でね」

お互いに次を約束して帰った。

小さい子どもが不機嫌になる理由は、眠たいか、お腹がすいたかのどちらかだと聞いたことがある。身体に起きる反応は大人になっても変わらないから、その不機嫌の理由は継続しているはず。(世間に対してのふるまいが上達するから、不機嫌を見せないだけで、身体の奥にその反応は残っている)

だから、わたしも考える。
最近の「眠たいか、お腹がすいたか」に関わることを思い出してみる。

最近の睡眠時間は、どう?眠れている?まだ眠れそう??

おなかの調子は?

ごはんに、何を食べた?
 タンパク質は足りている?
 良質な油、野菜の量は?

砂糖類、お菓子やパンはどれくらい食べていた?
(砂糖類を取ると脳が興奮する。わくわくどきどき、やってるなって感じになる。その砂糖が消えていくと興奮は落ち着き、血糖値が下がる。そのとき、気分も下がる。だから、砂糖をとりすぎてたら、気分の乱高下に振り回されやすくなる)

そうして振り返った、この数日のわたしは、睡眠不足とお菓子食べ過ぎ。

睡眠が足りないと、身体の維持にエネルギーが優先されるから、日常に使うことのできるエネルギー残量が減る。感情への気配り用エネルギーが足りなくなる。

お菓子食べ過ぎのわたしも、興奮と下がる気分とのコントラストにやられてるかもしれない。

なのだとすれば、このイラッとは怒りではない。休みどき。生活の改善どきを訴える身体のサインだ。

まず、寝よう。
眠って、うだうだして。頭を休める、身体も休める。場合によっては、適度に運動もやっておくと身体の力みがとれて、心もゆるむ。

そして、身体がほっとできるものを摂ろう。
「健康的かな」と思えるものを食べ、お菓子など嗜好品はちょっとおやすみ。お腹の負担をやわらげて、腹八分目。のんびりと食事をできる時間を持つ。

そうやって、身体の調子を整えたら、心の調子、気分のようすも整いやすくなる。

「心は身体とつながっている」ってことを心理学を勉強しはじめてから知った。教えてもらった。

心が身体とつながっているならば、その逆も、そう。
身体も心とつながっているんだ。

だとしたら?
身体の調子で気分もできあがるってことも、起きて当たり前。

最近、気分が落ちやすいとか、イラッとする気分が出やすくなったとかいうときに。
あれがあったからかな、それともこれだろうかと出来事ベースで、イラッとしている理由を探すことが多いかもしれない。

けれど、睡眠と食事のことも振り返ってみてはどうだろう。

身体の調子が、まず先にあって。それにたまたま、それらしく、心の出来事から来る理由づけをしているだけかもよ?

で、わたしのイラッと気分はその後、どうなったか。

その夜、早めに眠りにつき。いつもより長めに眠ったことでやわらぎ。
だいすきなおやつの時間に、お菓子じゃなくて蒸した豆をぽくぽくと食べたことで、落ち着いてきた。そして今は、すっかり回復。いつものごきげんさん。

気分は、身体の調子でもできあがる。

それを覚えておくと、こころと身体との両方から「自分」を整えてゆけるから、自分のごきげんをたもちやすくなる。

こころと身体と。どちらのリズムも感じながら、今の自分を生きていく。そうすれば、世界とも共鳴しやすくなるから、願ったものが現実になるのもわかりやすくなっていく。

それでは、またね
田村洋子でした

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田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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