なくて七癖。癖が無いように見える人でも、よく探してみればいろいろと癖があるってわかってくるよということわざがあるように、人知れず(もしかしたら自分でも知らないうちに)癖が自動発現してるかもしれない。
自動に発現している癖、自分でも知らないうちにやっちまってるものは、習慣になってる。
もう、自分が辞めたい!と思っている癖がまだ自分に残ってたと知ったら、がっかりするかもしれない。
でも、大丈夫。今、気づけたんだから。
気づいていない間は「ない」ことと同じ。気づいた、その時からそれは「ある」に変わる。「ある」なら、それに対して自分の意識が及ぶから、自分で変えることもできる。選び直すこともできる。
習慣をあたらしく作ってゆけばいい。それで、変わってゆける。
*
わたしの癖は「繁忙期を作る」癖。
会社員やフリーの調査員をしていた頃には、データがすべてそろうのは年度末。データ集めのために動植物調査のハイシーズンには、明るい間は歩いて調べて、夜になったらデータの書き起こし。そうしてそろえたデータを使って、つくりあげる報告書や提案書を販売(?)してきた。それが、わたしの稼ぎにつながってると思ってきた。
1~2か月にぎゅうっと1年分のエネルギーを注ぐ癖がついていたからか、会社員やフリーの調査員をやめたあとにも繁忙期を作りがち。繁忙期がないと稼げないと思い込んでる。繁忙期があるから稼げると思う癖がなかなか抜けない。
繁忙期って、ちゃんとやっている感が出るんだよね。
そして、その繁忙期でちょっと体調崩れてたらさらに「いい感じ」がする。
体調を崩すくらいに、やってるんだぜ。って対外的に(?)アピールできるような気がしてる。(いえ、もう。そんなアピールは必要ないし、体調を崩さないままにお金ごともええ感じでうまく回るし、稼げるって知ってるはずなんだけど……20年くらいかけて出来た癖は、いつの間にか気づかぬうちにわたしを飲み込んでくる。身体の調子が乱れたすきに、ぽこんと癖に呑みこまれがち)
6月は夏至に向けてのリーディングレター発行どき。おひとりおひとりに向けてレターを書いてみて、なんともたのしい繁忙期。ついでに、罪悪感セミナーの講座準備も並行中。
その繁忙期の中、じんましん出してみたり、ため息を連発してみたりして。
はっ!!
また、繁忙期の癖に呑みこまれていたんだなと気づいた。
じんましんを出したり、ため息をついたり。ぎゅっと我慢してやった分だけ、報われるような気がするという癖が、まだなかなか抜けないんだなと思っているところ。
もう、その癖は終わりにしよう。
あらためて、今のわたしに言い聞かせてみる。
もし、「繁忙期があるほうが、お金ごとがうまく回るし稼げる」と思って、繁忙期をつくってしまう癖がないならば。
わたしは、どんな癖(ビリーフ、思い込み。自分ルール、考え方などの癖)を代わりに持ってるだろう。何をして、どんな感じに過ごせてるだろうね。
自分自身に改めて、問いかけて。再設定してみる。
こんな風に、ね。
もう自分でもやめてもいいかなと思える「癖」があるとして。その「癖」をやめたいときに。
この「癖」をやめよう!と思っても、「癖」は消えない。
変わりたいけど変われないから、なんとかしたいってときに。
なんとかしたいと思いすぎると「変わりたいけど変われない」自分に意識が向いてしまう。
その意識の向きを変える。
意識は粒々、ごちゃ混ぜの時間だから、いつでも、しゅるんと突然ワープするみたいに変わることができる。ぱっと、世界が切り替わる。
「なんとかした」その先にいる自分だったら?を意識して過ごすと解決してゆく。
今はもうやめたいと気づいた、この「癖」をやめている自分だったら。
どんな癖を代わりに持ってるだろうか。って考えてみる。そして、その代わりの癖を今から持っていることにして、自分の過ごし方を決めていく。
そうすれば、変わる。やめたかった癖が、とおい世界にいったみたいに別の世界で過ごせている自分になれる。
そうやって、変化した自分のいる世界で、あらためて習慣をつくる。
*
そうはいうても、繁忙期。わたしの趣味でもあるんだな。ああでもない、こうでもないと試行錯誤をするのは、わたしにとっておたのしみの時間。
来週の「罪悪感を手放す」講座に向けて、スライド作成は最終調整。ぎりぎりまで試行錯誤。
それでは、またね
田村洋子でした。
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