「話を聞いてもらいたかったのに(できなかった)」と感じている時は、自分自身とのおはなしができていないこともある。自分自身が、自分のことを見ていないときかもしれない。
聞いてもらいたいことが出てきた時は、自分自身とお話しのチャンス。
例えば、先日のわたしに起きたスカートが破れた件。このとき、誰かに「スカートが破れたの!」て聞いてもらいたかった。はなしたかった。
わたしは、しょんぼりしたいわけじゃなくて、お気に入りのスカートが破れて悲しかった!!!と「誰か」に聞いてもらいたかった。
その「誰か」はだれ? あの人か、この人か。それともパートナーさんたちか。
……いや。
「誰か」は、自分自身だ。わたしは、わたし自身に「悲しかったの!!!!」「悲しかったね」とやりとりしたかった。
悲しいね。悲しかったね。
そうか、悲しかったんだね。
うん、悲しかったよ。そうして、自分の内で「悲しかった」を満足したら
このスカート、どうする?
事実に意味づけしているのは自分だよ。田村洋子オフィシャルブログより
と作戦会議を、自分と自分自身とでやりたかったんだ。
なんだか、些細なことに見えるけれど。自分自身とおはなししておくのは、大事な時間だと私は考えている。
自分自身とおはなしするときにも、はじめに意識しておきたいのは「批判をしないこと、判断をしないこと」のふたつだ。
ちょっと考えてみて。
他の誰かに話をしたときに「そのはなしは、違うんじゃない?」とか、「嘘っぽいよね」といった相づちを打たれたら、
もう話すのはやめておこう。とはなしをするのをためらうようになるように思うのだけれど、どうだろうか。
他の誰かのはなしをきくときには、相手がおはなしをしてくれるように心配りができる人も、自分自身のはなしをきくときには、その心配りを忘れてしまいがちになる。
だから「話を聞いてもらいたかった」という思いが湧くことになる。だって、他の人なら、自分自身よりもちゃんとおはなしを聞いてくれそうに思うから。
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「話を聞いてもらいたかった」と思う時には、自分自身とはなしをしてみる。
頭の中で、小さな自分を作り出して、その小さな自分と今の自分とでおはなしするのでもよし。
交換日記をするみたいに、ノートに手書きで(手書きがいいよ。エネルギーが乗ってくるし、身体を通すことで感覚もつかみやすいから)ペンの色を変えて、はなしたい自分と聞いている自分との対話を書き出すのもよし。
あなたのおはなしを、聞いているよ。だから話してね。
の姿勢を自分自身の内側で創り出しておくことができれば、自分が安心して自分自身とおしゃべりできる。
この自分自身とおしゃべりができていることが、自分とつながる感覚のうちのひとつだとわたしは考えている。
誰かに聞いてもらいたいなと思う時は、自分が自分をみていないときかもしれない。内側の自分が「もっと自分を見て。知って」と声を出している時かもしれない。
これが「自分の声を聴く」「自分とつながる」の感覚のひとつの例だと、わたしは思っている。
「自分の声を聴くやり方がよくわからない」とおはなししてくれたKさんの、何かしらヒントになっていることを願ってます
(もし伝わりづらかったら、次回の個人セッションで。またKさんの事例を使っておはなししますね。今回は、ブログでのおへんじを了承くださいまして、ありがとうございました)
では、またね。
お告げ師でカウンセラー 田村洋子でした。
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