思考から身体を取り戻す。日常の動作「食べる」を通してする、瞑想

カードリーダーさんのためのシリーズ講座を、ぎゅぎゅっと圧縮し、より生物の機能的・心理学的な内容に特化させて入門編なカード勉強会を、開催してきた。

今回の受講者さんたちは、カウンセラーのみなさまで。オラクルカード類は、あくまで補助ツール。そのことも念頭において、直感トレーニング講座などの内容を組みかえる。
元々は120分x3回の講座に加えて、トレーニング(練習会)内容もたっぷり90分。それらを、ぎゅぎゅぎゅっと圧縮して、合計で180分におさめる!

ほんとうに時間は180分で足りるんだろうか。伝えきれるかな。しかし、伝えようとしている内容も、あれでカウンセラーさん向けとして間に合うだろうか。と、講師側の自分ごとも心配になったのだけれど。
それより、受講して下さるみなさまのことも心配で。

180分も、時間が長いけれど大丈夫かな。内容に飽きないかな。
カードを読むことについて、すっ飛ばし過ぎないかな。
途中、訳分からなくならないかな。
たのしい時間を過ごしてもらえるかな。

こうして、はじまる前はぐるぐると思い悩む。
(思い悩むのは、どの講座でも継続セッションでも、毎回のこと……)

かー!
もうやめだ。悩むのやめよう。

そう思えてからも、頭はぱんぱん。
『頭に血が上る※』とはこのことか?!

※あたまにちがのぼる:興奮状態になり、頭に血が集まったように感じられることをさす、慣用句

少し、落ち着こうか。頭のスイッチ、切り換えてみよう。

いまは「思考」に意識が向いているから、次は五感に意識を向ける。身体の感覚を通して、世界を感じる。
……をするときに、一番手っ取り早いとわたしが思うのは、「食べる」こと。「食べる」瞑想だ。

この「食べる」瞑想は、日常の中でかんたんに、習慣として取り入れやすい。気づいた時に「食べる」に意識を向けてみるだけでいいから。

「思考」に疲れたなと感じた時。考えを切り換えてみたい時。そうでなくても、自分自身の肉体のなかに在る感覚を実感したい時。
そんなときに、「食べる」瞑想をしてみたら、思考がほどけてすっと自分自身へと戻って来ることができると感じている。

ある程度、毎日時間を取って「瞑想」をしたり、マインドフルネスに取り組んでみたりもいいと思うけど、そこまでするにはハードル高いなと感じる時には、日常の動作の中で瞑想の効果を感じてみる。

さて。そんな「食べる」瞑想のやり方を。

みっちり、もさっとしたパンケーキ。甘さがつんとしたあずき。冷たい抹茶アイス。
いろんな感触がやって来た。

食べることに、すべての意識を向けてみる。

口に入れる、食べものの感触。味。匂い。
もぐもぐと食べる動作、顎の動き、舌の感覚。
ごくりと、飲み込む動作。そして、のどを通って、腹へ吸い込まれていく食べものの重みと香り。

食べている自分を取り巻いている世界の感触。
人のざわめき、カフェの音楽、コーヒーを入れる音や香り。
手に触れるカップのつるんとした表面、鼻に近づくコーヒーが揺れる音。

こうして「食べる。食べている今」を感じていくうちに、頭に上っていた血がいつの間にか身体の中を巡り始まる。

こうして、また少し落ち着きを取り戻し、「ほな、行こうか」と講座に向かう。

講座は、無事に終了。
みなみなさまのお陰様で、たのしい時間。

今回も?画伯降臨。それもまた、味(ということに)

集まってくださる方によって、講座資料は同じはずなのに毎回内容が変わってくるのは、いつものわたし仕様のまま。
次回開催の時には、どんな講座になるのかなと、わたしも楽しみ。

セルフカウンセリングやご提供のカウンセリングでのツールが増え、より素敵な時間を作ってゆけますようにと願ってます。

ありがとうございました。

カウンセラーでお告げ師 田村洋子でした。

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