季節のものは、とてもうまくできている。
からだに必要となるものが、自然とそのまえに用意される。
夏、汗をかく体を整えてくれるのが、どくだみ。
どくだみの花が咲く前が、一番、どくだみの薬としての効果が高い時期だという。
どくだみを茎ごと刈り取って、束ねて干しておく。ドライフラワーのように、かさかさに乾いたら、はさみでざくざくと刻む。
刻んだ葉を水から煮出して、お茶のように飲む。
あせも、皮膚炎などおこしやすいわたしには、夏に欠かせない飲み物になる。
そろそろ、実家の山ではどくだみを刈る季節かな。
毎年、どくだみを刈っていた水路の周りは、いまどうなっているかな。
街の中にいるままで、子どもの頃のとおくなった記憶をたどる。
今年も、どくだみは漢方薬局で買うことになりそうだ。