「自分で自分を幸せにする」と書かれた、小さなカードがぽろっと文庫本の間からこぼれた。
元は真っ白だったと思われるカードのへりは、薄くクリーム色。ボールペンで書いたわたしの文字だけが、まだ黒々とした、角が薄くすり切れたカード。
きっと、このカードは初めて心理学系のセミナーに出た後で、自分への決意のつもりで書いたものだったはず。手帳に挟んでしばらく持ち歩いていたとは覚えていたけれど、いつのまにか。こんな場所に在ったのね。
*
しんどいとき、つらいとき。どうしても、誰かに助けてもらいたい気がする。
話を聞いてもらったり、違う視点を教えてもらったり。自分が知らなかった考え方や手続きを教えてもらったり。
周りの誰かが助けになってくれることは、色々とある。
けれど、一番の根っこの部分は自分自身だ。
幸せも同じ。
*
誰かに幸せにしてもらえるんじゃないか。
○○さんといれば幸せになれる気がする。
△△があれば、幸せになれるはず。
などなど、考えている時は、幸せがそこまでやってきていても、何なら手元にあったとしても気づけない。
自分が自分を幸せにする。
そう決めたら、もう自分は幸せになる。
自分に沿う形の幸せがみえたり、すでに幸せだったことがわかったりする。そんな風。
他の誰でもなく、他の何でもなく。
ただ、自分自身の気持ちの中で「幸せ」になると決める。
自分にとっての幸せをひとつひとつ確認して、幸せを味わう。
すると、自分が自分を幸せにできていることに気づく。
……せっかく、今。このタイミングで出てきたから。もう一度、この言葉を手帳に書いておこうか。
「自分が自分を幸せにする」
何かことあれば、すぐいっぱいいっぱいになってしまって、うわーっと気分の荒波の中におぼれそうになるけれど。
それでも。
自分を幸せにできるのは自分だから。自分が自分を幸せにすると覚えておく、思い出す。
……てなことを思い出した、今日。「そうだ、ビール飲んで帰ろっと」
セッション帰りに、ふらっと一杯。
好きなもの、ひとつで幸せひとつ増える。自分が自分を幸せにする。
それでは、またね。
お告げ師でカウンセラー田村洋子でした。
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