最近、スマホで撮る写真のコツを知るお茶会に出たから、スマホカメラで遊ぶのに忙しい。これまでと同じ風景も、おもしろくのぞき見ることができる。
今日の昼も、またスマホのカメラと遊んだ。
モデルにするのは季節の花、アジサイ。場所によって色が違い、光によって透明さが変わり、空気によって揺れ方が変わる。それがおもしろくて、なんとか写真にその様子を写し取ろうと試みる。
夢中になっていた時、ふと。音に気づいた。
風にのって遠くから、聞こえてくる太鼓と鉦のなる音。
祭りだ! 久しぶりに山車が出てきている。
音に向かって歩いていったら、錫杖を持った天狗がシャランシャランと先導している行列と出会う。
*
音は心地いい。
祭りの音だけでなく、人の暮らしている音も、自然の中で聞こえる音も。全部。
音の響きで、今の自分がここにいると感じられるから。この身体が、ここにあって、今を生きようとしていると感じられるから。
この身体は、何を生きたいんだろう? どう生きたいんだろう?
いつもは目に見えるモノを中心に過ごしているけど、視覚以外の感覚を使っていつもの世界を感じ直すと、自分のまるごとも含んだ世界全体と自分とが二重写ししたようにみえる。
なんも困りごとはないけれど、よりよく生きたい欲がある自分と向き合う感じになる。
この世界を、どう生きたいか?
何を、ここと約束をして、生まれて来て、今を生きているか?
大きすぎる問いかけかもしれないけれど、それでも。生まれてきた理由の、その一部でもせめてかなえて生きていたい。
……みたいな、ことを思いながら、祭りの行列を見送った。
祭りに出会えることは、タイミングがよい。実際の暮らしと、見えていない世界との境界を感じられるから、自分の心の不確かさを実感できる。第三者としての「わたし」で自分自身をみつめる視線に、一本の軸が通る心地する。
ちょうど、いまは夏至の直前。あと1週間もすれば夏至になる。
陽の気配の極まるこの頃に、視線を変えて自分を見つめ直す。ここまでの自分を顧みて、やめるものはやめ、続けるものを続け。新たに取り入れるための余白を作り、拡げるための余白を確保する。
*
心理学!とか。宗教学!とか。もしかして民俗学?とか。
何のジャンルかはわからないけれど、それでも。ヒトの寿命を使って今のここを生きていることへの感じ方が不思議でたのしい。
岩石でもなく、地形でもなく。
虫でも鳥でもなく、人を生きている今が、すごくおもしろくて不思議。
どんなお困りごとが出ようと、どんな楽しさ(Fun)があろうと。
泣いても怒っても、たのしんでも喜んでも。その感覚を自分自身が選んでいる。
その全てが、おもしろい。
……というのが、今のわたしの正直なところだ。
(今日は、特に浮かされたようにことばを選ばず書いているので、伝わらなかったらごめんなさい)
ようするに。
じぶんを生きている感じを、もっとたのしんでみようよ!ってこと。
何が起きても、全て自分が選んでるだろうから、それがおもしろい。
自分がすべて選んでいるなら、何を選ぶ? どんな感じを生きていく?
自分を、どんな気配の存在として定めるか。
それも自分で選べるし、選んでいる。
だから、何を選ぶか。
今から、決める。毎回、選ぶ。
そして、じぶんを生きる。
そのうち、自然に生きている、じぶんになっている(と気づく)。
…あなたは、何を思う? 何を生きる?
お告げ師でカウンセラー 田村洋子でした
では、またね
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