あした、新月。夜の空の中に、おつきさまがいない夜。新月の夜は暗さが増す。見える景色が暗いと、夜はしずか。自分の内側にある感触を感じ取りやすい時期。
今は、もう電気のあかり、あかあかと光る夜だけれど。身体の内側に残っている感覚は、まだ昔のままのこる。
だから、新月の前は、自分の内側の感触を感じ取りやすい時期。
この機会に、自分とつながってみよう。感じてみよう。自分の内側と話してみよう。
暗いと、怖い考え、ネガティブな自分と向き合うかもしれない。けれど、それもよし。そこにいるんだね、と確認して、おはなししていく。
もしかしたら、言葉になれないものがはいっているかもしれない。無理に言葉にせず、内側で動いている「自分のかたち」を感じ取る。
心臓の音が聞こえて、薄い皮膚がぴっぴと脈打っている、自分の身体を確認する。自分の手のひらで、身体の皮膚に触れて、ここにある「わたし」をいたわる。
暗さは、不安もあるけれど、やすらぎも連れてくる。
しっとりと、おだやかな夜。夢の中で、はなしを知るのもいい。
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地球と太陽の間に、月が入っている頃あい。月のリズムで暦を刻むと、月のはじまりに当たる日。
はじまりの日をむかえる前には、終わりがある。終わりがあるから、はじめられる。
そうだとしたら、何を終える?
終わりをイメージできない時は、はじめたいものをイメージする。
はじめた自分は、どんな風になっていく?
何をやめて、何をして。そうなっていった?
なりたい、わたし。こうなっている、わたし。
理想で、未来に居るわたし。
先に居るわたしから、今ここのわたしに届く声を聞く。そして、先に待っている「ひかりある感触」を自分の中にとりこんでいく(インストール)。
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わたしにとっては、これが「自分とつながる」こと。こころの底につながっている、広くて深い感触を信じて、先に居るわたしからの声を聞く。
直接、言葉でつながれないなら、道具を使ってもいい。わたしの場合は、カードと自動書記(イメージライト)。カードやことばをきっかけに、内側をぐるりとひとまわし、ながめる。身体の感触を感じ取る。
キャンドルのあかりもいいかもね。揺れる炎を見つめながら、自分の呼吸を感じ取る。
または。今、外に見えている風景を確認すればいい。
わたしが、今見ている景色、置かれている様子、そこに、何を思い、何を感じているかを書き出していく。書き出したものは、わたしの内にある風景。こころの景色。
こうして、今のわたしを知って、終わりを決める。
そして、はじまる。行き先を決める。
そんな、夜にしたいと思った「新月の夜」。
静まって、内を感じ取る。自分とつながる。内に動くものを知る時間。
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カウンセラーでもある宮本朋世さん。新月の夜には朗読会をされてます。しっとりと眠りの世界へ、そしておだやかな夜を。