母性のむく先 -カウンセリングをしていて思ったこと

カウンセリングを提供している1時間。月に数人と、オンラインでや対面でお目にかかるセッションの時間は、わたしにとって静かな発見の連続。

継続でお目にかかる方の、進化のようすをお聞きするのも嬉しく興味深い。また、初めましての方やお久しぶりに会う方とのカウンセリングのはじまりは、どこかぎこちない空気が流れることもあるけれど、その感じも愛おしい。

特に心おどるのは、おはなしをしながらの表情が「!」と変わる瞬間を見せていただいたとき。何かが腑に落ちたり、新しい気づきがやってきたりした、その瞬間にご一緒できる喜びは、この仕事ならでは。

あなたのお話を聴かせていただく。その信頼関係の中で、わたし自身も多くの気づきを得ている。それは、あなたとわたしとの心が響きあっておきる化学反応みたい。2人で話しているから、1人ではたどりつけなかった視点が開いてゆくし、これまでとは色合いの違う自分が見えてくる。自分ひとりでは思いつかなかった内容にまで、あなたと2人、たどりつけるように思っている。

こうして続けている個人セッションの時間をとおして、意外なことに気づいた。どうやら、わたしは思っていた以上に、人と出会うことが好きみたい。

誰かと向き合う時に、自分の内側で起こる波、共鳴してひらめく光を、心地よく感じている。他の人との関わりの中でこそ見えてくる、自分の一面を再発見できるのも、新鮮。

人が少しずつ変化していく姿に立ち会えること。それは、まるで誰かの成長を見守るような喜びがある。子どものいないわたしにとって、これは別の形での「育みの喜び」、わたしなりの母性の発揮かもしれない。その母性は、周りの人々との関わりの中で、自然と湧き上がってくる愛おしさや見守りたい気持ちとなって表れる。

そう感じる中で気がついたのは、母性は必ずしも実の子どもだけに向かうものではないということ。

誰かの成長を見守りたい気持ち、支えたい気持ち、大切に育てたい何か。
それらは、いろんな形でわたしたちの内に存在している!

女性であっても、男性であっても関係なく、人が人である限り、それぞれの形で「母性」は存在する。

あなたの中にある母性は、今、どこに向かっているでしょうか。

個人セッションであなたと向き合う時間。そこで交わされる言葉と沈黙、そして確かな気配。その中で、わたしもまた、自分自身の新しい側面と出会い続けている。

田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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