泣くに時があり、笑うに時があり、
伝道の書三章四節(口語訳)-「夜も昼のように」.教文館
悲しむに時があり、踊るに時がある。
いつだって「時」がある。ふさわしい「時」がある。
春に芽吹くように、
夏に緑濃くなるように、
秋に葉が赤く色づくように、
冬にするりと伸びるシルエットが見えるように。
季節が移り変わるように、自然に。
人のこころも、自然のままに移り変わる。
今が苦しくても苦しいままではなく、
笑っているときも、笑いはいずれ他の気持ちへと移る。
いま悲しくても悲しみの密度は、時々に移り変わる。
気もちは、いつも踊るように。
ステップを変え、リズムを変えて。
人の暮らしに寄り添う。
だから、今かなしくても苦しくても大丈夫。
いつか、その気持ちから浮かび上がるときが来る。
そのことは確かな真実。