花をかざる日常はここちよさのベースが上がる

朝、目が覚めて。目に入る場所に花をかざってある。
朝、花を見て「きれいだな」と感じながら、一日のはじまりをむかえています。

花をかざることがきっかけで、気持ちの良い(ストレスの少ない)部屋が作りやすくなってきた。気持ちよく過ごせる時間が増えたら、「日常のここちよさ」も増えてきた……いいこと、ぐるぐると増えてきています。 

花をかざって、増えてきたいいこと

花の周りが聖域化してきた

花が視界に入ると、「ふっ」と力が抜けるような、微笑んでしまうような感覚がわきます。それが、気もちいい。

せっかく気持ちよくなれるのだから、部屋にある花を遮らないように、花がきれいにみえるようにしたい。その思いから、花のお水をかえるとき、花を置いてある場所をついでにふいてみるように。
 部屋全体はかたづけられないとしても、花のまわりのほんの50㎝四方だけならほんの数秒で整えることができる。 部屋全体の片付けやそうじにまで気もちが回らない時にも、花のまわりだけはそうじしておきたい。花のまわりにあるものを、水を変えるときのついでに少し並べなおして整えるようになりました。

花を置く場所がきれいになってきたら、その近くが気になり始めました。もう少し、きれいにしようか。片づけてみようか……花がよくみえるように。

片づけがとても苦手なわたしの部屋。花をかざりはじめてから、花をおいてある場所を中心に少し片づくようになってきた。花のまわりから、部屋は片づけられつつ、整えられつつある。その整い方につられるように、部屋も少しずつごちゃごちゃな様子が減ってきている。

花は魔法つかいのよう。お片付けの魔法をわたしと部屋にかけたみたい。花を中心に、部屋のなかのごちゃごちゃが退治されていっている(実際にごちゃごちゃを整えていく労力をだしているのはわたしなのだけれど、わたしのやる気を引き出すという高等魔法を花はつかうようだ)。 おかげで、以前よりは片付いていない場所が減ってきている。

日々、花に魔法をかけられるようにして、わたしは花のまわりを整える。花の周りも、いつもきれいにしておきたい聖域のようになってきた。

きれいな花をながめることで「一日のはじまり」を意識するようになった

朝。瞑想の時間をはじめるときには「さあ、今日がはじまるぞ」と気合をいれる。瞑想の時間をとおして、少しずつ、きょう一日のスイッチが入る。瞑想をしたときは、ときを区切ってはじまりが作られていく感じがする。

朝のときを花といっしょにながめることは、ほどよくグラデーションをたどるようにゆるりと。きょう一日のはじまりが意識される。
朝。少しずつ明るくなる窓のそとから、光が入ってくる。花をいれてあるガラスびんのなかの水が少しずつ、ひかりはじめる。色がまだわからないくらいわずかだったひかりが少しずつ増えていく。かざってある花の色が少しずつ見えてくる……朝のときがうつりかわっていく。

朝のときがわずかずつ変わっていくのをながめるのも、たのしい。
ほんのりたのしい気持ちで一日がはじまる。

日常に花をかざるには

以前、「花をかざる」ことをとても特別なことだと感じていました。
「花をかざるための特別な入れ物を用意して、それなりにきちんと花をいれなければいけない」と思い込んでいた。だから、「花をかざる」ことが特別で、日常に花を買ってきていけるなんて思いもつきませんでした。

けれど、ある日。コーヒーの空きびんやビールびんに花をいけている様子を目にしたのです。小さな古い賃貸の部屋のなかに、見慣れた空きびんに入れられた花。それがとてもきれいだった。空きびんを使ってバラの花1本とか、小さな緑の枝が数本とか。ほんとうに、ちょっぽりと小ぶりに「花をかざって」あった。 正式な花びんに入れられているわけではない花たちは、くつろいで、のびやかに咲いているように見えた。

小さく花をかざる。
このやり方だったら、わたしにもできるかもしれない。 ……それから、ここまで3か月。身近な器に小さく花を飾っています。気軽に、花をかざれるようになってきました。

身近な器に花をいける

キッチンでみかける入れ物が、花をいれると少し上等な入れ物に見えるから不思議だ。
スパイスの入っていた小さなびん、洋菓子屋さんのゼリーが入っていたガラスの器、ヨーグルトの空きびん。きれいなガラス製の器やびんには、とにかく花をさしてみた。どうやら、ガラスの器に花が入っている姿を見るのがわたしは好きらしい。

キッチンでみかける、見慣れた器に花をいける。それも、コップや食器ではなく、空きびんに花をいける。このことで、花をかざることのハードルが低くなりました。気軽にかざってもいいんだ。

花を買うときは欲張らず、数本で

一度に買う花は1000円まで。およそ7~10日に一度のペースで花を買っています。予算をゆるく決めておくことで花を選びやすくなりました。 大きめのバラのような花なら2~3本。大手の花屋さんであれば、店先にミニブーケをおいてあるから、それを買うこともある。部屋の中、数か所に花をかざりたいときは、細かな花や葉が集まった形をした枝を1本買って、家で切り分けるのもいい。

買う花は「きれいだな、好きだな」とじぶんが感じたものを、数本で。
欲張らずに花を買ってみることが、花をかざる日常を作ることにつながっています。

「身近な器に」「小さく」花をかざる。
そのことを意識するだけで、日常に花をかざることが続けやすくなります。

花をかざることで、日常のここちよさの土台部分が支えられます。部屋で過ごす時間をきもちよく過ごせるから、ここちよさに安定感が出てきました。

花をかざる日常。むりせず、続けます。

田村 洋子

”気配は答え。気配は本物。
気配を感じて、じぶんを生きる。”
*自分の才能や可能性を最大限に発揮するためのプログラム提供
●魂振=意識の周波数を上げる実践のマニア*瞑想と呼吸実践が日課

活動理念:
●見えないものを見える形に ◆笑顔ではなうた、おいしいごはん #じぶんを生きる 自然に生きる

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