
夜空に輝く満月を見上げると、何か特別な気持ちになりませんか?
満月の頃には普段は気づかない感情が波のように押し寄せてきたり、むしろ心が静かに澄んでいくのを感じたり。そんな不思議な体験をされる方も多いのではないでしょうか。
昨夜のわたしが、そうでした。そして、個人セッションの中でおはなしをするなかでも、多くの方々から満月の前後には特に「何かモヤモヤする」「急に泣きたくなった」といった声をよく耳にします。
これは決して偶然ではありません。
満月の時期は、ヒトの睡眠時間に影響を及ぼすという研究成果があります。また、気分の浮き沈みに関係している可能性があるとも言われています。
私たちの内側に潜む感情や直感が、普段よりもクリアに表面へと浮かび上がってくるのです。それは時に不安や混乱、焦りとして感じられることもあるかもしれません。
けれども、その声はあなたが本当に大切にしたいものを教えてくれている。
(そう思うと、この「不安や混乱、焦り」もなかなかに、愛おしい)
今日は、この満月の時期に試してみたい、本来の自分自身とつながる方法について書いてみますね。
満月のころ、起こりやすい変化
満月の日、あなたはどんな変化に気づいていますか?
- 感情が普段より揺れやすくなる
- 眠れない、落ち着かない
- 直感が冴える
- 過去の出来事を思い出すことが増える
- 不必要なものを手放したくなる
こういった変化は、とても自然なもの。
満月の頃は、わたし達の内側に眠る感情や気づきを優しく揺り起こしてくれているように、わたしは感じてます。
満月の頃、こんな思いが強くなることはありませんか?
- 自分の存在価値について考えてしまう
- 今の仕事や人間関係に疑問を感じる
- 「このままでいいのか」という焦りを感じる
- 昔の夢や理想、望んでたものを思い出す
- 変化への期待と不安が入り混じる
それは時に、わたし達が見たくないと思っていた部分かもしれないけれど、そこには大切なメッセージが隠されている。
満月の光は、わたし達が日常の中で見えなくなってしまった、気配を感じ取るのによい時期。
やわらかに、ほんわりと。本来の自分の価値や願いを照らし出してくれます。

満月の日の過ごし方
では、具体的にどのように過ごすと良いのでしょうか。
まず大切なのは、「静かに自分の気持ちを眺める時間」を作ること。普段の忙しさから少し離れて、ゆっくりと内側に目を向けてみるのは、どうでしょう。
そして、こんな質問を自分に投げかけてみる。
「今のわたしは、何を一番強く感じているだろう?」
「この感情は、わたしに何を教えてくれているのだろう?」
「本当は、何をしたくて今ここにいるのだろう?」
これらの問いかけに対する答えを、ノートに書き出してみるのもおすすめです。
書く。
そこには不思議な力があります。
書こうとすることで、自分の感じている気配をすくいあげることができます。頭の中でぐるぐる回っていた思考が、紙の上に置かれることで少し距離を置いて見られるようになり、新しい気づきが得られることも多いです。
また、深呼吸をする時間も作ってみてください。
できるならば、屋外で。風や香りを感じたり、地面に触れてみたり、空を見上げたり。
自然界の気配へ意識を向け、大地とつながる感覚を味わうことで、リラックスできます。
自然界にいる自分自身を実感できることで、より深い気づきを得られます。
(なにより、気持ちいい感じがするので、やってみてほしいです)

あなたの中にある答え
わたし達は、もしかしたらすでに答えを知っているのかもしれません。
ただ、日々の騒がしさの中で、その声がかき消されているだけなのかも。
身体の感覚を通して、ふと自分の中にある気配を思い出すとき。
それは、懐かしい故郷に帰ってきたような感覚に似ているのかもしれません。
夜、おだやかで静かな時間が、忘れかけていた自分の価値や可能性をそっと思い出させてくれるように。誰かと対話する中で、また違う角度からの光が差し込むこともあります。
自分の感覚を信じながら、でもときには別の視点も借りてみる。
そうすると、また新しい景色が見えてくることもあるのかもしれません。
ひとりで考える時間と、誰かと見つめる時間
静かに自分と向き合う時間も、誰かとことばを交わす時間も、どちらも大切なもの。
ひとりの中でゆっくりと育つものもあれば、対話の中でふと芽吹く気づきもある。
どんな形であれ、あなたの中にある本来の思いが、自然にほどけていくように。
もし、そんな時間を持ちたくなったら
ふとしたときに、わたしのところをのぞいてみてくださいね。
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それでは、またね。
田村洋子でした。
追伸。
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