「これでよかったのかな」と揺れながら、それでも選んでいく。

「これでよかったのかな」と、ふとしたときに気持ちが揺れることがあるんです。自分自身が、ちょっと落ち込み気味の時はとくに。そして正解が欲しくなる。

そうして正解を探してる自分が、ちょっと苦手。せっかく、ここまでいい感じになれてきた気がしてるのに、また不安でいっぱいだったあの頃に戻ったみたいでちょっと落ち込む。
でも、そうした揺れは、当たり前のこと。だから大丈夫。

「なんかわからんけど、こっちがいい」という感覚たよりに、選んでやってみた。でも、それがほんとによかったのか。選んだあとでも、やっぱり迷う。

迷うのは、どこにも正解がないから。(自分自身にとっての「正解」はあるんだけどね)

この感覚で選んだことって、誰かに説明できないことが多いし。選んだことが、ほんとに正解かどうかもわからない。選ぶに至った、はっきりとした根拠もない。それでも「なんかこっちがいい」という感覚だけ、直感を頼りに選んでみた。

直感で動くのは、怖いもの。でも、その怖さは「先が見えない」感じがするから。未来は、まだ見えていないから、今の自分から見て「わからない」のが当たり前。だから、感じてる怖さは「直感が鈍っているから」じゃなくて、「チューニングの途中だから」だと思っています。

「しっくりくる」を選ぶとはどういうことか

「しっくりくるを選ぶ」を、意識してやってみた時期がありました。
体感を信じて、身体が「これだ」と感じるほうを選んでみる。頭で「これが正しい」を選ぶんじゃなくて、身体が「これがいい」と感じるほうを選ぶ。

「しっくりくる」というのは、理屈じゃないところで動くということ。説明できなくていい。誰かに納得してもらえなくていい。自分の身体が「これだ」と感じていることが、自分にとっての答え。

その小さな選択の積み重ねが、自分を体感から理解していくことにつながっていきます。

やってみると、揺れる

でも実際にやってみると、揺れます。
「これでよかったのかな」「もしかして間違えた?」という気持ちが出てくる。
これは、直感が鈍っているわけじゃない。チューニングの途中だから、揺れるんです。動く前に、答えはわからないんです。残念だけど。動いてみて、不具合の様子を確認して、それを微修正しながら、より「しっくり」するものへ変えていく。

直感を使って生きるのは、時に怖い。正解がわからないから。誰かに説明することもできない。その感覚の客観的証拠なんてないんだもの。
でも、やってみることでしか、チューニングはされていかない。

直感は筋肉と同じ

直感は、筋肉と同じだと思っています。使えば使うほど、精度が上がっていく。「しっくりきた」「ちょっと違った」を積み重ねていくうちに、自分の感覚への信頼が、じわじわと育っていく。

怖くても、ちょっとだけ試してみる。違ってたら、その時、修正。そうやって、直感も鍛えられていく。

そうしてふと「筋肉は裏切らない」ってことばを思い出しました。それにそうなら「直感は裏切らない」と言えると思ってます。

鍛えた直感、ちょっとたのしみですよね。

間引くという視点

「しっくりくる」を選び続けていると、自然と整理が始まります。
「しっくりきた」ものと、「ちょっと違った」もの。どちらも積み重なっていくうちに、残していくものが見えてくる。

その整理の様子は、植物の芽を間引くのに似ています。
種をまとめて蒔くと、芽がぎっしり、ぎゅうぎゅう詰めに芽吹く。そのなかから、よさそうだと感じるものを残し、うまく育つように周りを程よく間引く。

何かをはじめるときに、「手放すといい」「手放し」というと、取り除くものに注目がゆく。でも「間引く」というと、育てていくものに注目がゆく。

直感も、そんな感じで育てていけばいい。

好機(チャンス)は、内側にある

直感のチューニングを重ねていくうちに、自分の内側からあふれでてくるものが、少しずつ見えてくる。その、あふれでてくるものが「好機、チャンス」なんです。

チャンスって、外からやってくるもののように感じられることが多い。でも、好機は内側にすでにある。内側からあふれでてきたものを受け取ったとき、はじめて「あ、これだ」と気づく。

外の人から見て、そのチャンスはわかりやすいものでないかもしれないし。結果が完璧じゃなくていい。うまく説明できなくていい。あなたの内側からあふれでているものが、あなたにとっての「好機」です。

直感は、使うほど育つ。怖くても、やるしかない。でも、やった分だけ、自分の感覚への信頼が積み重なっていく。

最後に。お手軽に直感を鍛える方法を、ひとつ、ご紹介

今日、なにか1つ。「しっくりくる」を基準に選んでみてください。
着る服でも、食べるものでも、過ごす場所でも。

それを選んでみて、どんな感じでしたか?
「しっくり」きました? 「しっくり」度は、どれほどだったでしょうか。

こうやって、ちょっとだけ試して、検証してみて、また試す。
その小さな積み重ねが、いつか「あ、これが自分だ」という感覚につながっていきます。

それでは、またね。
田村洋子でした。

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