今月の気分は「言霊(ことだま)」。すべてのことばには霊力(エネルギー)が宿るという考え方があり、ことばを使うことで、そのことばのとおりにものことが動き始められるいうことになる。だから、いつも以上に、ことばを意識して眺めている。
願いや夢をことばに、口に出して話すといいといわれるのも。アファメーションで自分にとってよきじゅもんをかけていくのも。言霊がその根拠にあるから効果が出るんだと思ってる。
だとしたら、言霊。すごいし、おもしろいよね。とくに。今月は、新たな年を迎える前だから、ことばに意識を向けたい。……ってことで、ことばとその前後をじーっと観察してるところ。
ことばに、どんな気分が乗ってくるのか。
そのことばを使う前に、自分の内側でどんな感じに気配が動いてるのか。
そのことばに、どんな思いを自分は載せているか。
そうやって観察してみると、自分が頭で考えていた通りのことばを使ってないこともあり、おもしろい。
例えば。
「これからは、自由に行動します」っていうとき。どんな言霊が「自由」に乗ってるんだろう?
「自由」で思いついた、そのもの。自由に過ごしている自分の姿だったり、自由になった先のようすを思い浮かべた、軽い感覚が乗ってるかな。
「自由」になりたいと思ってる、今の。自由にできないところから、どかーんと枠を振り切るような、爆発力を載せてるんだろうか。
それによって、ずいぶんと「自由」のもつ言霊も変わる。
けれど、それは「自由」のことばについて見えてる面が違うだけかもしれない。(表と裏が見えてるみたいな)
ことばに乗せている気分を、よく見る。どんな魂を、そのことばに乗せているのか、自分がよく知る。
よい言葉にも、悪い言葉にも、魂は宿っている。
自分がそのことばに乗せている気分が、この世界を動かすといってもいいすぎじゃないかもしれない。そう思うとき。
自分は、どんなことばを使っていきたいだろう。今の自分が口に出していることばと、そこに乗せてある気分と。
メールレター「ヨーコの不定期通信」より:言霊
今の自分の内側で自分が思い考えてることばと、その印象と。
自分の外と内とを、観察する。
気づいたことがあれば、調整して、自分にとっての最善を目指す。
言霊は、願いで、祈りだ。そうあってほしいという願いをこめて、ことば(の音)にして。ことばにできない部分を、ことばの音に乗せて祈る。
そう思うと、多くのことばを出せなくなる。もっと、ゆっくりとした中で、ひとつひとつ選ぶのに時間が必要になる。
繊細さんだとか、HSPだとか、宇宙人さんとか。日常でふとした気配を感じやすく、頭の回転がよろしい方ほど、ぴったり、しっくりとしたことばを慎重に選ぶから、時間がかかる。時間がかかるうちに、タイミングを逃して、周りとテンポがずれやすい。そのずれに慣れないうちは、黙ってしまいやすい(ことばを口にしなくなる傾向にある)。
だから、言霊が、ほかの気配と重なり合って変質しやすくなる。(口にしなかった、音にできなかったことばは、自分の内で「こうじゃなかった」感と一緒に積みあがりやすくなるから)
だから、短く小さく、すぐに出せる範囲で、細切れに。ことばにする。
「しっくり、ぴったり」を完璧に!と思いすぎず、その時その瞬間に音になった「ことば」のまわりには、エネルギーとしてのるから、大丈夫。
だって、言霊は霊力だから、形がない。形がないものは、揺れ動いているので「ことば」にかちっと当てはまることはできないからね。
*
ことばは、外に出ることばも、内にあることばも。どちらも、言霊をもってるから、ことばに乗せてる気分も、大切ってこと。
自分が、どんな気分で、どんな意識をもって、そのことばを自分の内側から見つけて、口にするのか。観察してみると、おもしろいから。ちゃんと、そんな感じに世界ができてる。自分が世界を変えているって実感も感じやすくなる。
自分で、そうやって世界を作っていってるとわかると、自分のステージなんて気にならなくなる。(いつだって、ぴょんっと変われるとわかるから)この地球をたのしんでたんだなと、いつの間にか気づく。
それでは、またね
田村洋子でした
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