「心のもちようで、いかほどにも変わる」って言われて、それに反発していたときもあった。だって、目の前に起きていることの全てが自分のせいだというわけじゃないと思うから。
でも、現実は不思議。自分が意識する何かがあると、それが大きく拡大して見えるようになってきて、小さかったものも大きく感じられるようになる。そこに目が吸い寄せられて、その他に目を向けづらくなる。または、目を向けても自分が意識していたもののほかは、意識に残らなくなる。
「人は意識を向けたもの以外は、記憶に残りづらい(意識をむけていれば、それを記憶に残せる、探せる)」というのを説明する心理学的な実験で、部屋の中にある赤い色を探せ!というのがある。
まあ、この実験。探すのは別に赤い色でなくていいのだけれど……ちょっとやってみようか。
*
では、実験!「赤い色を探せ」
さて、これから10秒間で今いる部屋の中に「赤い色」のついているものを探してください。
あなたはいくつみつけられるでしょうか。
(10秒間、きょろきょろと探してね)
はい!10秒たちました。
で、赤い色のついたものは、いくつみつかりましたか?
.
…
……ところで。
部屋の中に青い色のものはいくつあったでしょう。
こうして聞かれたら、青い色って意外と覚えてない。
だって、はじめに探していたのは赤い色だから、意識していたのは赤い色。なので、赤い色は意識の中に残せるんだけれど、赤以外のもの(青い色)は目に留めているかどうかも、あいまい。数まで覚えていられないことが多い。
これが、人の意識のおもしろさ。目の前にある多くの情報を効率よく理解するために、そのとき、意識したいもの以外の情報を間引いて意識に残すことができる。
だから、「心のもちよう」がだいじになる。
目の前の出来事をとおして自分が、何を感じて何を意識に残したのか。その部分が「心のもちよう」といわれる部分なんじゃないかと思い至った。
「心のもちようで、いかほどにも変わる」
意識を向けたものが、現実になるのだから、自分が創りたい現実につながるものへ意識を向ける。目に入る景色は、自分で変えられる。
そのためには、まず。知ること。
自分は今、何に意識を向けているのか。何に意識を向けてきたのか。
自分で知ること。知れれば、どう変えればいいのかがわかりはじめる。
自分は何に意識を向けたいのか。どんな風な心のもちようでいたいか。
自覚できれば、いかほどにも変わる。変えて行ける。
じゃあ、どんな風に変わりたい?
変わった後の自分は、どんな風に(どんな心もちで)過ごしてる?
*
どうして、心のもちようのはなしを思い出してたかっていうと、「罪悪感」についておもうことがあるから。
この2023年6月から、罪悪感を手放すための集中プログラムをはじめるから、その講座内容やワークの構成なんかを考えてるのです。そうしたら、最近のわたしは「罪悪感」ってあまり感じてなかったかもなって思った。だから、罪悪感について調べ直したり確認したり、自分がカウンセリングを受けて残した古いメモを10数年前にさかのぼって読み返したりして、罪悪感ってどんなもんだったか思い出そうとしてた。
そうすると自然と、意識は「罪悪感」を探すことになる……
結果、
わたしは最近、日常の中で罪悪感をあじわう機会が出てます。増えてきた。
すごいな。
「罪悪感」を探し始めたら、いくつも日常に「罪悪感」が湧いてきた!
罪悪感って、重い感覚。この重い感じ、久々にじっくりと感じてます。
この重い気分から早く抜け出したいな、と思う。
意識を罪悪感からはなせば、この重い感覚から離れられるのだけれども。今のわたしはこの感覚から離れると、今作っている「罪悪感を手放すプログラム」から、臨場感というかお役立ちのための切実さとかが薄くなりそうで。
あとしばらくは、罪悪感とわたしとで二人三脚。
せっせと罪悪感を「よく知り、感じて手放す」ためのシナリオを作ってゆきます。ついつい「エネルギー、感覚、感じる」とか、「ぐわーっ(擬音語、擬態語)」まみれになりそうなので、今回はパートナーシップを事例に取り上げてわかりやすくしたいと、がんばってます。
(パートナーシップのなかで出て来る重い感覚(罪悪感)は、自分自身の持ってる愛のエネルギーの循環が停滞してることが多いんだよってところが腑に落ちていくような、シナリオにしたいと思って、集中プログラムの内容を作成中。おたのしみに)
そして罪悪感を手放して自分を生きるための集中プログラムは、一緒にやってゆく竹内えつこカウンセラーとも二人三脚。
詳細やお申込みは、こちらをごらんください。
それでは、またね
田村洋子でした
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