朝、顔を洗って鏡の中の自分の顔をながめて「よし、今日の”わたし”はこんな顔をしてるんだね。おはよう」とあいさつをしている。この習慣は、自身の感情と短期記憶とがあいまいになり、”わたし”がわたしである自信が持てなくなってから20年ほど続いている。
そうして、毎朝。飽きもせず、自身の顔を見るのだけれど。見るたびに、自分の顔が違って感じられる。
これから人に会うぞ!と気合が入ってるときは、表情が微妙に固くなっていたり。
夜遅くまで(わたしにしては)起きていた日の翌日は、まだ寝ていたいよと目が開いていなかったり。
遊びに行くときのようにうきうきとしているときは、目のなかにふわふわと光が躍っているように感じられたり。
そうやって、今日を始める自分自身の様子を確認して、自分で鏡の中の自分に向けて声をかける。
「おはよう。今日もよろしくね。たのしくやっていこうね~」
そうして声をかけられた、鏡の中の自分はにっこりと笑う。(ということは、現実のわたしもにっこりとしている)
表情の確認を終えたら、鏡をちらちら見ながら、今日の自分の姿勢を確認。
どこに力が入っているか。まっすぐの姿勢を、どれくらいの位置で「まっすぐだ」と自分が認識しているか。
そうやって、今日の自分の身体の感覚を確認してから、今日をはじめてる。
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鏡を使って、自分自身にかけるまじない(ワーク)はあれこれとある。
「鏡を見ながら、なりたい姿になった後の自分像を重ね合わせて、にやにやしてみる」といった、ビジョンを姿に移しこんでいくようなワークもあれば、
「鏡の中の自分にむけて、ほめ言葉をつたえてみる」といった、自分自身の価値を思い知っていくワークもある。
鏡を使って「自分」を他から見た別の人であるかのように見立てて、自分に語りかけていくことで、自分自身の持っている「じぶん」の姿(概念、ビリーフ)を書き換えていく。
ことばで文字で、手元に書き出すワークも効果的だと思うけど。ことばになる、ちょっと前の感覚を自身に植えていくならば、鏡に頼ると効果が分かりやすいと思ってる。
もし。朝、鏡に映る自分に向けて。今日を過ごすためのヒントや励ましのことばをかけるとしたら?
なんと、ことばをかけたいだろか。
その、思いついたことばのなかに、自分にとっての「なりたい姿、過ごしたい時間」が詰まってる。
鏡をとおして、なりたい姿を見つける朝。
週末のはじまりは、そんな朝。
それでは、またね
田村洋子でした
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