年が改まってからの1月2月と、お聞かせいただくはなしが「変化」をテーマにしているんだなと感じているこの頃。そしてむかえた3月は卒業シーズン。
卒業といえば、これまでの場から次の場へと向かうための境目を実感するとき。
今、この3月に。きっと、何かしら「変化」の感覚を受け止めている人は多いと思う。
その感覚を、舞台(ステージ)に例えるなら、こんな雰囲気。
- ステージが変わる前の暗転だったり
- 登場人物たちが次を待つ舞台袖の空気感だったり
- 観客席とステージの間に幕が下りている時間だったり
こういった「変化」の雰囲気を感じるのは、「今年をこうするぞ」としばらく動いてみて。頭・思考でつくりあげたカタチにむかうエネルギーと、身体の内にある心やたましいが望んでるカタチのエネルギーのリズムの違いを、なんとなく自分の内側で消化してきているから。
年が変わるのをきっかけに「今年はこうするぞ」と決意や目標をあげて。立春のころ(2月の初め)に改めて誓いを確認し「どうしたいか」考えて、自分自身と確認を取りながら動いてきた。
ご自身で動いてきたから、こそ実感できる雰囲気。
(「動いてきた」と書くと、何もできていないと焦る人もいるかもしれない。でも日々、暮らしていたなら「何もできてない」はあり得ない。なにかしら、日々、感じているから。自分自身では意識していなくても、身体の内側には積もっているものがある。だから「動けてない」と焦る必要はない!とわたしは思っている。
あ!焦る必要はないけれど、この「春」って季節は、動き始めるのにいい機会かも)
●新しい「自分」に慣れよう
この「春」。3月から5月頃にかけてはステージの変わり目。
ステージの変わり目は、古い自分と新しい自分が入り混じっている。ちょうど「つなぎ目」のような時。
つなぎ目は、ごちゃつきやすい。性質が明らかに違うのであれば、ぱきっと分けられるかもしれない。でも、似通ったものが混じりあうとき、それを分けるのは手間暇かかるし、手元もごちゃごちゃする。
ステージの変わり目は、例えるならば。人間、ひとり分の肉体の中に、ふたり分?の精神というか思いがひしめいている感じになる。新しい自分としてまるごと進むには、ひしめく思いを整理して「肉体ひとり分の中にひとり分の精神」として納める必要がある。
ここが、こう、ぐるぐると混ぜられるから、わちゃわちゃしたエネルギーが、肉体の外へあふれる。だから、ごちゃつく。
(このごちゃつくって感覚を、なんとか言語にしたいのだけれど擬態語おおくて申し訳ない。が、ほんとに「ぐるぐる」「わちゃわちゃ」な感じなのです)
ごちゃついて、色々なことが起きる。
- 身近なものが壊れる(パソコン、スマホ。時計、アクセサリーなど)
- これまで一緒に過ごした人たちとタイミングがあわなくなった
- 身体の不調が出る(皮膚にぶつぶつ、肩や首の重さ、背中や腰の痛みなど)
- 繰り返して、同じ単語・ワードが目に入る、耳に届く
- これまでと同じやり方だと、なぜか失敗する・うまくいかない
- 自分はピンときていないのに、なぜかうまくいく
- 以前関わりあった方と再会して感情がやり直される
- とにかく、眠い。やたらと眠い
などなど。ちょっと見た感じ、自分にとって心地が良さそうなものも悪そうなものも、ごった煮状態。
これ、全部。自分のステージが変わる合図・サインかもしれない。
新しい「自分」に慣れよう!
周りがごちゃついてきたら、つい以前の手慣れた方法や落ち着く場所に戻ろうとする。これまでとは違うやり方をとるとうまくいかなそうな気分になって動きたくなくなる。
でも、その落ち着かない感じはまだ、新しい「自分」に慣れていないだけだからかもしれない。
*
壊れたり不調が出たりすることで、古いものを手放さざるを得なくなる。新しく興味を持つことで、はじめたいといった気持ちが湧いてくる。新しいやり方に慣れていなくて、自分もちょっとぽかんとなってしまう。そんなしるしがごちゃまぜの頃あい。
だから、選ぶ。自分に確認する。
次の、その次のステージを生きてる【新しい自分】だったら、何を選ぶ?
……問いかけながら、脱皮していく。古いやり方から新しいやり方へと乗り移っていく。
◇
以上、「ヨーコの不定期通信」を編集してお届けしました
ステージが変わるとき、いろいろ起きるかもしれないけれど【新しい自分】を選んでみようよ、新しい自分に慣れよう。というおはなしでした。
それでは、またね
田村洋子でした
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