かちり。
何かのタイミングで、世界が切り替わるときがある。
切り替わったそのときに、ズレがおきたと知り、うごいていく方向が変わったと気づくこともある。時間をいくらか過ぎてから振り返って、あのときに世界が動いたとわかるときもある。
切り替わっておこるズレは、とても小さなものだけれど、時間の重なりが増えていくと大きくなる。世界が動いていく方向が変化すると、お互いが段々と離れていく。結果、別のものと寄り添うようになってくる。
周りにいた人たちの顔触れが変わってくる。
目に飛び込んでくる情報が変わりはじまる。
起こることが変わってくる。
そのことをとおして、自分にとっての世界が変わり始めたと実感が大きくなる。
世界が切り替わってると気づいたとき。
変わり始めた世界の中を進むじぶんの内側をのぞき込む。そして、心もちを確認する。
そこには、じぶんの「たのしさ」「希望」などがちっぽけでもいいから混じっているか。
新しい世界へいくとき、好奇心いっぱいにたのしめるときばかりではない。知らないとこへ踏み込む不安も、ゆらっとわくときがある。それでも、じぶんの「たのしさ」「希望」を感じられれば、いずれその灯りは育ってくる。灯りをかかげて、すすんでいく。
*
夜空に星を探す時、目印になる明るい星があるみたいに。自分が存在している世界の目印にできるのは「人」だ。
じぶんがだれと一緒に過ごしたいか。
その「だれ」にあたる人を目印にする。
いま、この世界が切り替わって、その人と同じ世界に(あるいは、近い世界に)すごせている?
わざわざ、自分のいる世界を気にするのは、自分にとってのよき変化もあればわるき変化もあるから。押し戻されるように切り替わって、せっかく抜け出た元の場に戻されるときもある。それをわたしは、避けたい。
だから、今の世界にいるだれかが、一緒に過ごしたい人であるように。じぶんの今いる世界を確認する。「おもしろいと思ったことを誰と話したいか」をヒントに「だれ」を探す。
*
朝、起きて。
かちりと世界が切り替わってたことに気づいた。
振り返ったら、いつのまにか2回、切り替わりが起きていた。
1度目はたのしくおもしろがって眺めていたけれど、2度目はわたしの望まない方向。これから、ちょっと方向を戻していく。
また、あの人と「おもしろいね」とはなせるかな。
それとも、他のだれかと「おもしろいね」とはなすようになるのかな。
次にまた、どのあたりで世界が切り替わってると気づくだろう。そのときもたのしみ。
そんなことを考えながら、雲と雲とが追いかけっこしてるの見ていた。
今は、遠くから見てるから追いかけっこしてる雲を見ていられる。でも、自分が雲の場所に居たら、きっともくもくしててよくみえない。
今、ちょうど雲の切れ目に出たから、あれがみえた。
いいタイミングで見えたな。
ちょっと、自分の周りにいる顔触れ思い浮かべてみる。
誰と一緒に過ごしていたい?
どんな空気を持ってる人や場と、ともにありたい?
世界が切り替わったと気づくたび、周りに在るものを確認してる。
***
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